好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

★加藤智二

北穂高岳東稜から大キレット越え、そして天狗池の逆さ槍

☆ 急遽変更となったツアーのお知らせです。 台風20号の影響で9/14~16へと延期となった「加藤校長と歩く 表銀座と常念岳」は秋を感じる稜線から槍穂高連峰を望む絶景企画、お楽しみに。残席3名。 8月の後半戦、第三弾は穂高へ。星降る夜明け前に涸沢を出発、…

六甲全山縦走と神戸の登山

手元にある1935年(昭和10年)非売品として発刊された「ペデスツリヤン 25周年記念特別号」と「プレイランド六甲山史(1984年・昭和59年発行)の中に六甲全山縦走に相当する記述を見つけました。 1910年(明治43年)にできた「神戸徒歩会」が1918年(大正7年…

8月アルプス第二弾 岩の殿堂 剱岳

岩と雪の殿堂といえば、富山県の名峰 剱岳ですね。 登山道の鎖整備が格段に進んだとはいえ、富山県山岳警備隊という伝統ある屈強の男たちのお世話にならぬよう、体力と技術を万全に登らなければなりません。 立山剱岳エリアは花崗岩がの隆起し、火山噴火の溶…

8月アルプス第一弾 花三昧の朝日岳

暑い日が続く日本列島です。標高を上げれば涼しくなるのは道理ですが、背中にはしっかりと2Lのハイドレーションを背負っての登山となりました。 蛇紋岩が露出する雪深い朝日岳。豊富な水が育む高山植物の宝庫です。 蛇紋岩はマグネシウムなど植物には苦手な…

常識を疑え!今、なぜハイドレーションなのか?

渇きを自覚したらから飲む? これは本当か。 蛇口をひねれば飲み水が手に入る珍しい国が日本ですね。そんな私たちの常識がいとも簡単に壊わしてしまう災害が多いのも日本です。 登山を楽しむ私たちに欠かせない装備の一つに水筒、私が持ち歩く水筒は丈夫で柔…

南アルプス白根三山縦走、お花畑がお出迎え!

猛烈な暑さが続く日本列島です。標高を1000m上がれば約6.5度、2000m上がれば約13度、3000m上がれば約19.5度気温が下がるといわれます。 低い山でも、直射日光を避けられる緑陰登山道ならずいぶんと涼しく感じられますが、玄関先から登山口までが熱中症注…

好日山荘 創業者 西岡一雄の型録 「1931年(昭和6年)の巻頭言」から

私の手元には古い型録があります。それは1924年に西岡一雄が創業した好日山荘7年目の1931年に発行した手書きガリ版刷のカタログです。 現在、好日山荘の名を継ぐ年月は積み重ねること94年となりました。回顧に浸るわけではありませんが、当時、西岡氏がどう…

植物と友達になろう! VOL.14 「コバイケイソウ」

雪がどんどんと消えていく6月です。湿り気のあるところが大好きな「コバイケイソウ」です。背も高く白い花穂のたくさん付く群生は見事なものです。 今年、伝え聞くところでは花の多い、いわゆる当たり年!という説もありますが、是非自分の目で確かめてくだ…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.05 「狭くたってプライベート空間! 寝袋・シュラフ」

小さなアパートに住んでいた頃、私の寝具はシュラフでした!という時代もあったわけですが、テント泊の必須アイテムはシュラフ!そしてマットレスです。 家族で災害避難生活夏休み体験してはいかがですか。 軽くてコンパクト、体全体を包むので暖かい登山用…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.04 「落下物から頭を守る! ヘルメット」

長野県・岐阜県・富山県に位置する北アルプスなど岩稜地帯が多い山岳ルートを登山するときには「ヘルメット」が当たり前の時代になりましたね。 市街地の不確定要素が増大するのが自然災害ですね。 建物からの落下物から頭部を守る!台風など強風による飛来…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.03 「お湯作りと調理、火を確保! 携帯コンロ」

「テント泊登山」! アウトドアで安全に楽しく行動するための「衣食住」を自分の背中にすべて積み込むスタイルの登山に憧れて登山を始めた方も多いのではないでしょうか。 テント泊や山小屋利用での自炊登山で必ず持っていくものが、小型バーナーとコッヘル…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.02 「安全を高める! ヘッドランプ」

地震のインパクトが薄れないうちに第二弾です。 夜明け前からの行動や已む負えない事情での夕方から夜間の行動に備えて、登山装備のマストアイテムはヘッドランプです。 通勤バックに入れておけるサイズです。 リュックサックに入れっぱなしではもったいない…

災害でも役に立つ登山用品 VOL.01 「水が無くてもトイレは我慢したくない!」

生きていく上に欠かせないのは水、そして食べ物ですね。登山においても私たちは水と食料は欠かすことができません。 これは屋久島でおなじみの携帯トイレブースの中です。 貴重な飲むことができるグレードの水を水洗トイレで使わないということはとても大切…

植物と友達になろう! VOL.13 「ハクサンイチゲ」

日本列島は二つの大陸プレート(ユーラシア・北米)に二つの海洋プレート(フィリピン海・太平洋)がせめぎ合う地球上で特筆すべき場所なのだと、昨日の地震で思い起こさせられました。1995年の阪神大震災でも登山キャンプ用品(コンロ・ガスカートリッジ・…

植物と友達になろう! VOL.12 「チングルマ」

今日6/18の通勤時間帯に発生した大阪の地震、バックの中にあるヘッドランプを思わず確認してしまいました。1995年の阪神大震災以降、小型軽量化されたLEDヘッドランプは共にあります。 チングルマはバラ科の落葉小低木です。アルプスの高山で地表が露出する…

岩石から山をみてみよう VOL.05 「柱状節理」

日本は160万年とも170万年とも言われる、はるかに大昔からの火山列島です。 兵庫県豊岡市、丸山川東側にある玄武洞は何度行っても楽しめます。 玄武岩溶岩のぶ厚い層が冷却する時にこれらの柱状節理ができたそうです。田んぼのドロが干上がった時にできる多…

岩石から山をみてみよう VOL.04 「北八ヶ岳天狗岳と稲子岳」

富士山と比較されるほど広いすそ野を持つ八ヶ岳連峰は100万年を超える長い火山噴火の歴史を持っています。南八ヶ岳の方が古い火山で北八ヶ岳は若い火山ですね。 先日、黒百合ヒュッテに宿泊して天狗岳から北の稲子岳周辺を歩いてみました。 いつも雪に覆われ…

岩石から山をみてみよう VOL.03 「花崗岩 堅い?脆い?」

山の景観を形作る主役と言えば花崗岩でしょうか。大岩壁や岩峰をつくるかと思えば、風化した砂礫を形成します。北アルプス燕岳のイルカ岩をご存知ですか。 兵庫県六甲山塊にある芦屋のロックガーデンは昭和初期からクライミングの名所で有名ですが、今は風化…

植物と友達になろう! VOL.08 「ウルップソウ」

ウルップソウはオオバコ科ウルップソウ属です。花は他の高山植物に比べて早いので、夏山シーズン最盛期では花期を逃してしまうことが多いです。 残雪がまだ多い時期、梅雨の影響を受ける時期でもあるので、しっかりと準備をして見に行きましょう。もちろん、…

岩石から山をみてみよう VOL.02 「山に登った化石・南アルプス稜線の石灰岩」

花の名山 伊吹山や新潟県糸魚川にあるクライマーに有名な明星山のように大きな塊で目立つ山があります。下は明星山。石炭紀後期からジュラ期にかけての2億6000万年と言われる昔にできた生物由来の岩石です。 福岡県の平尾台も石灰岩でできていますが、羊が群…

岩石から山をみてみよう VOL.01 「南アルプス稜線の赤色チャート」

日本第二の高峰 北岳を筆頭に3000m級の峰々が連なる南アルプスはまたの名を「赤石山脈」と言います。稜線に露出する赤い層状の岩石はチャートという岩石です。 今度ご一緒した時に見てもらいたいです。 写真は塩見岳で見たものです。放散虫というプランクト…

植物と友達になろう! VOL.09 「フタバアオイ」

下向きに咲くとても地味な花、ウマノスズクサ科フタバアオイの花を見つけました。うっかり通り過ぎるほどですが、一度でも見ると忘れがたい花です。 葉の形はハート型で、「この紋所が目に入らぬか!」のフレーズで有名な徳川家の御紋のモデルです。 京都賀…

植物と友達になろう! VOL.08 「ウルップソウ」

ウルップソウはオオバコ科ウルップソウ属です。花は他の高山植物に比べて早いので、夏山シーズン最盛期では花期を逃してしまうことが多いです。 白馬鑓ヶ岳稜線のお花畑 レギュラー色の紫とシロバナが混ざって生えていました。 残雪がまだ多い時期、梅雨の影…

植物と友達になろう! VOL.07 「シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマキンバイ・ミヤマダイコンソウ」

各地で花が咲き出してきました。里山から高山までキンポウゲ科の植物はとても多く、白や黄色の花が目立つので、皆さんも目にしていることが多いはずです。 下の写真は「朝日岳から見る剣岳と北方稜線の山々」 夏のアルプスに競うように咲く高山植物の中で黄…

植物と友達になろう! VOL.11 「マムシグサ ユキモチソウ」

やや薄暗い野山を歩いていると、ラッパを上に向けたような筒状の仏炎苞が特徴のマムシグサをよく見かけます。茎の文様があの蛇「マムシ」に似ているので名付けられたちょっとかわいそうなサトイモ科の植物です。 テンナンショウの仲間には何種類も山で見るこ…

ゴールデンウィーク第三弾 奥穂高岳は雪から晴れへ 登頂ならず

当初の予定では晴れると思われましたが、500ヘクトパスカルの上空に-24℃ の寒気が入って各地の山岳に降雪をもたらしました。 芽吹きだした木々にも雪が積もりました。下の写真は前日の様子です。 今回は涸沢から上部に向うことは清く断念し、足早に変化する…

ゴールデンウィーク第二弾 奥穂高岳は悪天候前に滑り込み!

ゴールデンウィーク中盤、5月1日から3日にかけては奥穂高岳へ向かいました。快晴秋期も終盤、薄雲が広がりつつある中、涸沢へ向かいました。 うっすらと焼ける奥穂高岳斜面、午前中は持ってほしい!村内願望を胸に白出のコルを目指します。 ご参加いただいた…

ゴールデンウィーク第一弾 槍ヶ岳は快晴でした。

ゴールデンウィーク前半の4月28日から30日、好日山荘登山学校では北アルプス槍ヶ岳登頂企画を実施、皆様の素晴らしい笑顔がまぶしかったです。 2018年、今年は雪が少ない年でしたが、肩から頂上にかけてはしっかりとアイゼン装着となりました。 ご参加いただ…

登山学校感謝ツアー in 北播磨三草山とタケノコ収穫 ご参加ありがとうございました。

暖かくなって、タケノコがニョキニョキ! 竹になっているのではないかと心配していましたが、西脇市観光協会と加東市商工観光課のご協力を得て、好日山荘登山学校お客様感謝ツアーを開催しました。 加東市の三草山は平家物語の三草合戦の舞台。歴史と登山、…

植物と友達になろう! VOL.06 「イカリソウ」

ぐんぐんと気温が上がっていますね。 好日山荘では登山靴、バックパック、レインウェアの購入でポイントバック企画を5/6まで実施しています。 明日4/22(日曜日)、加藤はグランフロント大阪店で皆様のお越しをお待ちしています。 さて、 花の形が船のアンカ…