好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

南アルプス 鳳凰山もやっと雪景色

 

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南アルプス鳳凰山へ行ってきました。
天気は晴れ。気温は日中は5度くらいです。

雪はほとんどなかったのですが、

1日目の夜に降った雪のお陰で雪景色も楽しむ事ができました。

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山小屋の営業は終わっているので冬期小屋を使わせてもらいます。

鳳凰小屋、薬師ヶ岳小屋を利用しながら2泊3日で三山を満喫しました。


朝、気温は-5度。まだまだ温かいですね。
と言っても、マイナス。普通に考えると寒い!!
暖かくしておかないともちろん冷えます。

ダウンジャケット、パンツ、ブーツは必須。

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温かい飲み物もすぐ飲めるようにしておきます。

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地蔵ヶ岳のオベリスクはやはり美しいですね。
遠くに見える富士山は雪化粧をして美しかったです。

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2日目の宿、薬師ヶ岳小屋から薬師ヶ岳はすぐです。
朝日を見に山頂へ。富士山方面から上がる日の出を拝みました。

快晴ですが、風がとても強かったです。

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アウターには、バーグハウス エクストリーム5000PZ シェルジャケットを着て

フードも被りしっかりと防寒対策をしてきれいな朝焼けを堪能できました。

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さあ、冬本番へ向かいます。
今年はピッケル、アイゼンを使って雪山へ挑戦したいと思っている方
まずは、机上講座を受講してみませんか。
新しい山の楽しみが増えますよ。

机上講座はこちら>>>
実技講座はこちら>>>

雪山の歩き方、道具の使い方を実践しながら山を楽しみましょう。

山も冬支度へ。

一気に冬の空気になって、紅葉も里山から街中へ下りてきました。

今年も三倉岳の入り口は紅葉が見事でした。駐車場のトイレはカメムシが異様に多かったです。f:id:yoshida1487:20181121140112j:plain

この地の秋の風物詩。雲海は寒暖差の大きい盆地ならでは。この日の朝の気温は3℃でした。f:id:yoshida1487:20181121135207j:plain

先日はいつもの場所で実技講座。

瀬戸内海沿岸は、西日がサンサンで気持ち良かったです。f:id:yoshida1487:20181125170257j:plain

北部の山地は紅葉もきれいでした。f:id:yoshida1487:20181121161818j:plain

登山道は落ち葉に埋め尽くされ、光が良く届いて明るくなってます。f:id:yoshida1487:20181121135547j:plain

秋を名残惜しみながら、雪が降るのを待ってます。f:id:yoshida1487:20181125124538j:plain

雪山の準備は、雪が降ってからと言う方。その通り!一年の半分は雪に覆われる山岳地帯では来年の5月頃まで雪山を楽しめますので、準備は雪が降ってからでも遅くはありません。

一方、西日本ではシーズンは3ヵ月程です。雪が降らなきゃもっと短い。こちらは雪が降ったらすぐに行かなきゃ終わっちゃう!準備のための準備をしておいて下さい。

全国の好日山荘では雪山机上講座をスタートさせています。各ガイド講師陣が、各地域の雪山情報を含めてご案内いたします。準備はまず、コチラから≫≫好日山荘 雪山講座

 

白馬の山が白くなりました!! 

やっと、やっと、やーーーっと山が白くなりました。

 

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(白馬村内 松川端からみた白馬三山)

 

「今年は雪が降らないねー」という言葉を何度聞いたかわからないくらいの今シーズン。今朝自宅の窓を開けると・・・白くなっていました!!

それだけでテンションが上がりますね。

 

23日(金)も日本海側の標高の高い山では雪の予報となっています。雪山登山を愛する方、雪が降らないと商売にならない観光関係の方にとっては本当にありがたい雪となります(降ってくださいね。ほんとに・・・)。

 

白馬でも昨年は11月中にオープンできたスキー場もあります。今年は11月のオープンは難しいかもしれませんが、1日でも早くオープンしてほしいですね。

 

雪が積もると雪山登山に出かけたい!! 今年こそ雪山デビューしたいという方が多いのではないでしょうか。そんな方にお薦めの講座を3連休中に関東で開催します。

雪山・冬山は美しい景色、大きな達成感と他に代えがたい魅力があるものの、やはりリスクも大きいです。しっかりと予備知識を持ってチャレンジして頂きたいです。

 

【登山学校】ガイドに学ぶ「雪山ギアの選び方&実践テクニック講座」

11月24日 池袋西口店 12時~13時 / 15時~16時

11月25日 横浜西口店 12時~13時 / 15時~16時

11月26日 横浜西口店 15時~16時

講座詳細はこちら(開催日時・会場をお間違いなくお申し込みください)

 

日が短くなってきました

 

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 10月下旬になりました。標高の高い山の上は晩秋から冬となっています。週末、赤石山脈や、飛騨山脈、御嶽山など標高の高い山では積雪のNEWSが届きました。

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降雪前の標高3100mにある北穂高小屋にて。※10月13日早朝、いつ降雪があってもおかしくない気候でした。今までは、雪が降り、解けてなくなるの繰り返しでしたが、これからは標高の高い所では解けずに積雪となっていくでしょう。

降雪=降る雪、降った雪

積雪=積もった雪

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10月15日、標高2053mの戸隠西岳を目指して。紅葉は中腹が見頃。登山学校に参加の方はご存知だと思いますが、基礎的には標高が100m上がれば0.65度、気温は下がります。緯度や気象条件にもよりますが、基本的には標高の高い場所より低い場所の方が気温は高いです。これから紅葉前線は標高の低い場所へと降りて行きます。

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で、話はタイトルに戻ります。10月からの一般的な登山のステージは高山ではなく標高2000m以下の山というお話は前回のブログでも書かせていただきました。で、その際の注意点。2000m以下の山というのは大半が森林限界以下となり、森林の中を歩く事がほとんど。森の中というのは当然でありますが、光は遮られます。ですので、日が短くなる季節は森の無い場所よりも早く暗くなるので注意が必要です。

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200ルーメンのヘッドライトで照らしてもこんな感じです。f:id:asahiryuta:20181021004001j:plain

スマートフォンのライト機能ではこの程度…。下記、吉田ガイドのコラムを参考に。

明るい方が良い。 - 好日山荘 ガイドコラム

西日の時間から、秋はすぐに暗くなります。登山計画時にどのような場所を歩くか?などを考えて計画を練ってみてくださいね。秋からの登山学校では、各ガイドがそのような季節のポイントについてもお話しています。

http://www.kojitusanso.jp/school/classroom/

(九州発) 登山学校 紅葉のくじゅうを歩こう レポート

九州でも紅葉が楽しめる時期がやって来ました。
くじゅうをはじめ、阿蘇、祖母山でも色づき始めています。

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博多からバスでくじゅうへ向かいました。
2時間半程で登山口の牧ノ戸峠へ到着。

出発地点の牧の戸峠は9:00過ぎに到着しましたがすでに満車です。
紅葉とミヤマキリシマの時期は、混雑します。
トイレも並ぶ程です。

小さな園児たちも元気に登って行きます。

さあ、スタート!牧ノ戸峠からは、最初の上りがきついです。
息を整えながらゆっくりと上って体を温めます。

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展望台でしばし休憩。衣服調整をして進みます。
気温は13℃くらいでしたが、歩いている時は、陽が当たると温かかったです。
立ち止まるとすぐ寒くなるので、休憩は短めにとります。

と言いつつ、沓掛山、久住分かれへの岩場の通過地点は
かなりの渋滞でした…。20分ほど待っていたでしょうか。

くじゅう分かれの広場ではたくさんの人がゆっくりして、

弁当を広げたりしてそれぞれが楽しんでいました。
阿蘇の山々が見えてきれいでした。

 

さあ、あと一息で山頂です。
山頂では、雲が上がっていましたが、山頂から見る景色もまた違いますね。

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ご参加ありがとうございました。

帰りの温泉も気持ちよかったですね。

またのご参加お待ちしております。

紅葉のくじゅうを歩こう 登山レポート>>>

この時期のオススメウェア↓↓↓

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レインはもちろん必需品ですが、山頂でゆっくりしたいなら

ダウンジャケットがあれば安心。山頂は10℃以下の時も多くなりました。

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11月以降のくじゅうのイベント企画!!


11/17(土)-18(日) 久住山とJAZZ!>>>

秋の夜長を、くじゅう法華院温泉山荘に宿泊してJAZZイベントを楽しみましょう。
温泉も気持ちがイイですよ。久住山へ登ります。

 

12/8(土)-9日(日) 冬山入門と始めての山小屋>>>
初冬のくじゅうを歩いて山籠もりをしよう。
冬のキーンと張り詰める気候と暖かい温泉に泊まって山を楽しみましょう。
空気も澄み、展望も良い事でしょう。星生山へ登ります。

 

初心者向けの企画も満載!

九州の実技講座>>>

九州の机上講座>>>

 ご参加お待ちしております。

 

登山学校 「読図とナイトハイクレポート」   立花山/福岡県

九州発!福岡県の立花山へ行ってきました。

涼しくなった夕方から地図読みに挑戦!!

下山する方にたくさんすれ違いながら歩きます。
地図読み、夜道を歩くのも初めての挑戦です。
そして、みなさん全員、初めて立花山へ登ります。

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まずは、地図の基礎をレクチャー。
整地がきちんとできるようになりました。

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現在地、進む方向などをポイントで確認しながら進みます。

立ち寄った、名物「オオクス」も大きかったですね。

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三日月山~立花山へ向かう道すがら、夕日が森をオレンジに染めていきます。
立花山で夕日が間に合うか気持ちも少し焦ります。
しかし待っていたのは、立花山への最後の急な上り。
頑張って一歩一歩上り、間に合いました!!

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オレンジの光がまぶしく、そしてゆっくりと沈んで行きました。
とてもきれいでした!
夕食を食べ、お菓子とお茶も頂きながら、景色を眺めていると

だんだんと街の明かりがキラキラ輝き出しました。

すっかり暗くなったら、宝石箱をちりばめたようにきれいでした。

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さあ、夜景を楽しんだ後は、ヘッドランプを付け下山です。
初めての夜道を歩いたのはいかがでしたか。
明かりがあるだけで安心すると感じたのではないでしょうか。
安全なところで立ち止まり、みんなで明かりを消してみました。
真っ暗で何も見えないのはとても不安ですね。
同じ道を下山しましたが、明るい時と違うのを感じました。

 

ご参加ありがとうございました。
またのご参加お待ちしております。

 

今回重宝したものピックアップ!

★肌触り良し、汗冷えしない、紫外線もカット!ウール素材がオススメ。

これから先の時期は中厚手にすれば保温性も上がります。

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★あると便利・雰囲気も良くなります。

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★ヘッドランプは明るいほどよく見えます!

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 ★陽が沈むとやはり肌寒い。暖かいものを持って行こう!

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読図とナイトハイクのレポートはこちら>>>
 九州での机上講座はこちら>>>

九州での実技講座はこちら>>>

 秋の山を楽しむ企画満載です!ご参加お待ちしております。

 

秋から晩秋へ

f:id:asahiryuta:20181008214231j:plainこのところ週末になると台風がやってきて残念な思いをされていた方も多かったと思います。しかし、10月8日3連休最終日は朝は雲海、夕方には夕日が見られ、終日を通して天気も良く、最高の1日となったのではないでしょうか?山は多くの登山者で賑わい、シーズン最後の連休はとても活気に溢れたものとなりました。秋も深まり、これからいよいよ冬へと季節が移っていきます。※早朝、霜がついたチングルマ。

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台風24号通過前紅葉の涸沢。

f:id:asahiryuta:20181008205728j:plain9月中旬、ジャンダルム〜奥穂高岳間の馬の背。

f:id:asahiryuta:20181008205827j:plain9月下旬、明神岳からの奥穂高岳方面の眺望。

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9月下旬、北穂高岳〜涸沢岳間から見た涸沢。この頃は涸沢より上部が紅葉の最盛期。

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早朝、霜が付いた登山ルート上の岩。スリップ注意です。

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10月初旬、台風24号通過後の薬師岳からの太郎平小屋。後方には白山。晩秋の雰囲気ですね。

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これから山は冬へと移行します。登山者も減り、今週末で小屋閉めの山小屋も多くあります。一般的にはこれからの季節は高山での登山ではなく、里山登山の季節。まだ標高の高い所へ行かれるという方はあまりいないと思いますが、計画と行動、天気予報などに留意し考えられるリスクに備えた登山をしてください。