今シーズンの中国山地は雪山を楽しむ事ができました。
中国山地は、標高1000~1300m程のなだらかな山が東西400㎞に脊梁となっています。冬、日本海側は季節風の景況が強く雪が多いのが特徴です。湿った重たい雪です。雪山講座の基本の足回りはスノーシュー・わかんになります。
2月上旬の奥大山1000m。美味しい天然水が生まれるブナの森。雪も豊富です。
2月中旬の西中国山地・恐羅漢山1346m。こちらも雪は豊富でした。
昨年の雪不足と比べると‥
左)2020年1月。 右)2021年2月。
2月下旬の西中国山地・臥龍山1223m。麓は融雪が進んでいましたが、山頂は1mくらいありました。
寒暖を繰り返しながら、山はゆっくりと春へ向かっています。中国山地は短い残雪期です。気候も雪も変化してきます。足回りもアイゼンへ切り替える時期です。下界は春の陽気でも、山はまだ冬です。季節の変わり目は特に気象情報に注意して山に向かいましょう。中国山地の雪山シーズンも残り少なくなってきました。雪がある今のうちに楽しみましょう。