もうすぐ3月。春を感じ始める頃ですが、それは街の話。山はまだまだ冬です。
先週、伯耆大山での2日間は晴天と曇天でした。
今シーズンは中国山地でも雪洞が作れるほど雪が豊富です。雪洞は雪が多くないとできないので、貴重な機会です。しっかり面を出さないと綺麗な横穴は掘れない。短時間でいかに効率よく作るか。地形、風向き、チームワークも試されます。ここで全力出さないと、本番で使えませんよー。
その間、私はツェルトで一休み。
夏でも冬でもビバークの基本はツェルトです。何度も繰り返し練習するしか上達の道はありません。
こちらは西中国山地での講習。オリジナルルートから山頂目指しましたが、雪たっぷりツボ足ラッセルでヘロヘロになり先頭代ってもらいました。情けない。
今期は雪が多すぎて、ラッセルばっかり。お陰でハムストリングが良い仕上がりになってます。キック力は上がったと思いますが、登山にはあまり役に立ちません。
くたびれて、ヘロヘロでも山頂に着けば笑顔になれるのが登山のいいところ。天気が良ければ破顔大笑。
雪山シーズン中盤です。厳冬期から残雪期へと移ります。ラッセルから解放され、アイゼン・ピッケルが活躍する雪山の始まりです。
滑落しないためのアイゼンワークは傾斜に合わせた歩行技術があります。滑落を止めるためのピッケルテクニックも傾斜に合わせたポジショニングがあります。どちらも持っていれば安心ではなく、使える技術があって安心な装備です。まずは滑落しない歩き方をしっかりマスターして下さい。