今シーズンはどこへ行っても雪が豊富です。
伯耆大山は連休なのに空いてました。日本海側は登山口まで辿りつくのが核心の一つでした。時間は掛かりましたが、何とか着く事ができました。
天候が悪いのはいつもの事ですが、この日は完全ホワイトアウト。トレースはなく、目測もできず、足元の傾斜を確認しながらの難しいアプローチとラッセル。
取付いた先もラッセルと強風でタイムオーバー。身も心も折れました。
頑張れば登れるかもしれませんが、頑張った先の暗闇のホワイトアウトと強風を考えると、下山が適当な判断でした。みなさんも経験があると思いますが、下山する判断は難しいですよね。
ポイントは3つ。よく言われる「山でピンチにならないための3つの判断」です。
①時間に間に合うか ②体力を残しているか ③技術・装備に問題ないか
個人的な解釈は、①は撤退 ②は敗退 ③は無謀です。「 せっかく来たのに」は禁句なんで、判断基準にしてはいけません。事故を起こす時は3つの判断のどれかが間違ってしまった時です。みんなが納得できる判断基準は、事前に話しておくことが大切ですね。
今シーズンは雪も多いですし、気温も低いので久しぶりに雪山らし状態です。この先、気温が上がりそうなので雪も少しは締まりそうですね。伯耆大山は一般道を外れれば、NOラッセル・NOサミットです。股関節のストレッチと大腿四頭筋を鍛えておきましょう。雪用タイヤも忘れずに。