河野ガイドのブログにもありますが、今時期の九州の山々はミヤマキリシマの最盛期。5月下旬から6月中旬にかけて、国の天然記念物であるミヤマキリシマが山頂をピンクに染め、登山客を楽しませてくれます。
私も写真で見たり、九州地方のお客様に聞いていたりはしましたが『百聞は一見にしかず』行ってきました。梅雨入り直後でしたが天候にも恵まれ、記憶に残る素晴らしい九州旅となりました。
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初の九重連山でしたが想像以上でした。タイミンング良く満開のベストな時期に。初日は吉部から平治山へ。平治山の南斜面のミヤマキリシマ群落。
行き交う登山者は皆、笑顔。当然ですね。写真の平な部分は坊ガツル。この日は法華院温泉山荘で宿泊し、翌日は後部の見える山々を縦走しました。このシーズンの山荘は大混雑!との事でしたが、予約制の為、混雑さは感じず、個人的には北アの最盛期に比べれば大した事はありませんでした。
ミヤマキリシマだけでなく、素晴らしい山並みです。それにアクセントとなるピンク。所用時間は短いものの緩やかなアップダウンが多いです。法華院から少し斜度が急な尾根を登り白口岳、そこから稲星山、中岳、久住山とぐるっと周遊しました。
火山ならでは、このようは景観もあり変化のあるトレッキングが楽しめます。
帰路には寄り道もしました。山荘でずっと再生されていた坊ガツル賛歌にも登場する暮雨の滝。
下山後には温泉もあって良いですね。写真は鉄輪温泉の鉄輪むし湯。
200名山の由布岳にも行きました。
美しい山容。別名『豊後富士』
移動中にこのような美しい景色も。ミルクロードからの阿蘇の山々。阿蘇五岳全部が見える角度ではありませんが、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ている事から「阿蘇の涅槃像」と呼ばれるらしいです。
絶景でした。
百名山の開聞岳にも。
天孫降臨の地、高千穂峰にも。
登山という旅を楽しむにはその山域の自然、歴史、文化を知る事も大切な要素。下山後の温泉、地元ならではの食事も楽しみの一つです。困難な登山も好きですが、今回のようなトレッキングも良いですね。道具もアルパイン、トレッキングなどカテゴリー別に分かれています。6月になり、夏山に向けて道具の準備をされる方が多いと思いますが、カテゴリーを意識して道具を選んでみてくださいね。