山のアイドルと言えば…みんな大好き雷鳥。
今年は残雪が多く、高山帯ではハイマツが雪に隠れていた為にGW前はあまり見かけませんでしたが、ここ数日は沢山の雷鳥を見かける様になりました。雷鳥にとって今の時期は大切な恋の季節。接近的にアプローチするオス、沢山のオスにアプローチされモテモテにも関わらずサラッと全員をふるメスなどなど色々な恋愛模様を目にする事が出来ます。
カップルがすでに成立している場合は他のオスからメスを守ったり縄張り争いで激しく戦っているオスの姿も見る事もあります。
雷鳥は人を見ても逃げないのです。カメラにポーズしているかのような雷鳥もいます。なぜ逃げないの?と思われるかもしれませんが、日本では雷鳥を神の鳥として崇めてきた歴史があるために人間と雷鳥とのあいだに良い関係ができあがっているようで、彼等は人間を見ても逃げだしません。
特に立山界隈の雷鳥はこの距離での写真撮影も可能です。
赤い肉冠が目立たないのがメスです。この時期にカップルになり、生まれた雷鳥達の子供は夏山時期にはヒナになっているんですよね。
今は活動が活発になる時期ですから立山等の高山帯へ行けば雷鳥を見る事が出来るかと思います。観光でも雨具や防寒着はもちろんの事、登山をするのであれば残雪対応の登山靴を履き、対応する10〜12本爪のアイゼンやピッケル等の装備で行ってください。
以上、山のアイドル情報をお届けいたしました。