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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

雪洞泊

登山技術 ★島田和昭

グランフロント大阪で開催させていただいております

「島田ガイド塾」本格冬山講座の連動実技を

兵庫県 氷ノ山にて行いました 主たるテーマは「雪洞泊」

 

これから冬山を目指すものには必ず習得していただきたい技術の一つです。

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導入

① 雪崩や崩落のない斜面を選ぶ

② 滑落せず掘りやすい急傾斜を選ぶ

③ 積雪深をプローブで計る

③ アイゼンを外し装備を整える

④ 設計図を描きみなで共有する

とすぐさま

みなさん夢中になりますね

でもそんな時だからこそ

ショベルを振り回して

仲間をケガさせないように注意!

 

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展開

① 中の作業と搔き出す作業の分担

② スノーソーで効率よく

③ 体が濡れないよう帽子ヤッケ装備

④ 濡れやすい手袋は薄手のオーバーで

⑤ 濡れやすい膝にマットを敷く

など気を配りながら、、、

夢中になりすぎて

汗だくになってあとで風邪ひかないように!

←鋤簾型になるショベルは搔き出すのに便利です

 

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仕上げ

① 床を平に抑え整える

② 細かい雪が落ちないよう壁塗りするように固める

③ 天井は頂点から球状に壁になめして突出した部分が残らないようにする

④ 出入口を掘り下げ出やすいようにする

⑤ 雪ブロックまたはツェルトなどで出入口を作る

快適になるかどうかはこの仕上げが重要ですね

天井部が球状でなければ水がポタポタ寝袋に!

出入口が甘いと風がヒューヒューと寒いし!

壁からポロポロ雪が落ちてきてあれこれ濡れたり!

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おまけ

こんな風に棚を作るととっても便利ですね

そこにロウソクを立てて一酸化炭素中毒にならないよう

配慮するのも方法のひとつですね

また

雪洞がそこにある事を示す為に雪洞上に

その範囲を記す旗のような目印をすることや

登山者が通る可能性が高い場所は特に

雪洞を潰して帰らないと落とし穴になるので注意!

ですね

冬山、これからの残雪登山

いかなるエリアでもチームに少なくてともひとつ

ショベルは持っていっていただきたいですね

(雪崩時、緊急避難時、以外と使うのが車スタッグ時

 もちろん遊びでテーブル作りなども)

そして オーバー薄手手袋(すぐ乾き動きやすいから)

スノーソー(雪質チェック時や雪洞の効率化)

ブローブ(埋没者を探すためというより現実的には

積雪深を計るため)

雪洞で山行できるようになれば

またひとつ雪山の安全性が高まり

山行も広がるものですよー

それら道具の選び方は店舗で手に取って

使い方やサイズ感、これからの山行に応じて

店員さんにご相談してくださいませー

島田