同志社大学山岳部コーチとして比良は堂満岳にて冬山訓練です
山岳部の活動を例に少し冬山技術をご紹介
まずは風雪に負けないしっかりとしたテント設営やテント内での整理整頓は冬山テント泊の基本
ロープワークの確認、リード&フォローのクライミング技術を高めバリエーション登山への準備をしています
冬グローブやピッケルを上手に使い安全に素早く登りたいものですね
強固な支点を利用して確実な懸垂下降を 段取が悪く遅くなったりロープがキンクすると低体温症など大きなリスクになります
身軽な夏で安全に素早く出来なければ冬山ではなかなか上手くいかないものです
続いて未知なる尾根でのルートファインディング 踏み後のない稜線をよく観察しながら慎重に登ります
自分たちで作るルート これも冬山の楽しみの一つですね
冬山といえばラッセル!技術も大切ですがなによりは体力!体力!
そして視界が悪い時でも読図をして目的地に安全に進めるようナビゲーション
周囲の正確な地形と地形図上の地形を合わせ常に現在地を意識しながら進みます
同志社大学山岳部は数年前部員がひとりという危機もありましたがOB会のみなさん
監督、コーチの支援あって最近は20名近くに!
そして彼らの多くは優秀な企業に就職していきます
それはこの冬山という厳しい環境で生活道具を背負いリスクマネジメントを行い
チームワークをとりながら前に進んでいく力があるからでしょうね
素直で力持ちな学生達!これからもがんばってほしいものです
というわけで冬山技術のご紹介でした