好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

山は秋です。

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このたびの台風21号で被災された皆様、また北海道を震源とする地震で被災されたみなさまに、心からお見舞い申し上げます。今後の被害の拡大がないことを心より祈念しております。ご不自由な日々をお過ごしの方もいらっしゃることと存じます。1日も早く平常通りの生活に戻られますことをお祈り申し上げます。

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8月中旬から台風や前線の影響で、皆様と同じく私の山行もキャンセル続き。悪天の合間ではありますが2回ほど山に行く事が出来ました。9月初旬の標高2400m、立山室堂。イワイチョウが黄色になり草紅葉が始まっています。

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こちらは9月中旬の裏銀座の稜線。ウラシマツツジが紅葉し綺麗でした。周辺カール内のナナカマドも少し赤くなり始めていました。今年は紅葉が早いかもですね。

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参考までに最近の私のレイヤリングです。ベースレイヤーは長袖のメリノウール。

に、↑のフリースや軽量なウィンドシェルを着たり脱いだり。ベースレイヤーの上に2つを組み合わせて行動しました。モジモジ君?と言われたりしますが、パタゴニアR1のようなフードはニット帽やネックウォーマーがわりになるので大変重宝します。

※この時期はそろそろニット帽もあると良いかと。

標高2000m以上の山では朝晩の温度は一桁台。肌寒い時の休憩時には、↑のような耐水性を備えたダウンのような軽量化繊インサレーションを羽織ります。この時期は日射が無いと数分、休んだだけで体が冷えてしまいます。さらに汗で濡れ状態であれば熱が奪われるスピードはとても早いです。休憩時に体を冷やす事なく休憩後も行動を続けれるようにすることはとても大切。と、グローブもお忘れなく。

登山はストップ&ゴーの繰り返し。秋のこまめなレイヤリング調整、気にしてみてくださいね。