先週末は群馬県にある赤城山に登山学校実技講座で登ってきました。
3月1日、2日と超の付く強風予報。数日前から天気予報を見ながらドキドキしていましたが結果的には爆弾低気圧は東北・北海道に抜け、当日は快晴無風の最高の登山日和!! 19名のお客様とガイド2名の21名で気持ちよく雪山登山を楽しんできました。
ワカサギ釣りで賑わう大沼越しの黒檜山 例年より雪は少ないですが登山道には雪がありますのでアイゼンは必携です。
登山口にてアイゼン装着 早い方で両足2分くらい、遅い方は5分以上かかってしまいます。アイゼンを付けるだけの単純作業も雪山登山では重要な技術。どれだけ早く、安全に、確実に装着できるかは練習あるのみ。見本を見せた田中は両足で20秒!!(失敗して時間かかったらかっこ悪いと内心ドキドキしたのは内緒です)
天気が良いと気持ちいい!! 寒いだろうと着込んだ皆さんは・・・。温度調整も重要。いろいろ体験すると次に生かされますね。
出発した大沼があっという間に眼下に。「わかさぎ釣れてますかーー?」
この後富士山も綺麗に見えてのですがお客様に説明していて写真撮り忘れ・・・。
代わりに浅間山。 浅間山の西面はほとんど雪がありませんが、東は真っ白。
全員で笑顔で登頂 本当に無風でずっと居たくなるくらい。
下山は駒ヶ岳経由の周回コースで。南面は雪が柔らかくてよく滑ります。
歩き方、体重の乗せ方、アイゼンの種類の違い、いろんな要素で「滑る人」「滑らない人」と個人差がでました。
「滑らない=怖くない=重心ポジションが良い=さらに滑らない」
「滑る=怖い=腰が引ける=もっと滑る」
好循環と悪循環 良い装備とご自身の技術で少しでも好循環になるように練習です。
下山の核心部。夏はありがたい階段もアイゼンを付けて降りると怖い・・・。
ゴール!! わかさぎの釣れ具合が気になった一日でした。笑
赤城山は関東にお住いの方にとっては、アクセス面、標高、積雪量、難易度と初心者の方が雪山を経験するのに最適な山だと思います。もちろん、当日の条件によっては厳しい山に早変わりしますので、初めはガイドツアーや経験者の方と一緒に条件の良い日を狙ってチャレンジすると良いでしょう。
3月もまだまだ雪山実技講座が目白押しです。是非ご参加ください。