3月に入り雨の日が多くなり暖かくなってきましたね。今週は春の嵐、寒の戻りなどめまぐるしく変化する気温差が大きい週でした。皆さん、体調を崩さないようお身体をご自愛くださいね。2018年1-2月は強い寒気流入が多く今年の冬は寒かった印象が強いですが、ついに春が来ました。これからの季節は滑りも登山も、大きな山へのアクセスがしやすくなる季節です。
※写真は焼岳。日斜影響のない斜面はドライなパウダースノー。
下堀沢から焼岳南峰。日射影響を受けて点発生雪崩が起きていますね。
2月末白川郷エリアの山からの展望。遠くに白山が見えます。日射影響や降雨、昇温でグライドクラック(亀裂、しわ)が斜面に開いています。
2月下旬大日岳への途中、早乙女岳付近から富山湾を望む。
この時はまだまだ寒かったですね。晴れていますが気温はマイナス10度以下、風も8mくらいありましたので体感はマイナス18度以下〜
※島田ガイドも一緒でした。
2月中旬伯耆大山にて。西のエリアは季節感が半月以上、中部山岳エリアより進んでいる印象でした。
3月の八ヶ岳赤岳は降雨の影響で積雪量がかなり減っていました。とはいえルート上には沢山の雪があり氷化していますので、12本爪アイゼン+ピッケルは必要。全てが雪に覆われたルートより、岩と雪がミックスしているルートの方が的確なアイゼンワークが必要になります。
しばらく暖かい日が続きそうですが、本来は冬と春が入り交じる季節です。これから徐々に暖かくなりますが、まだまだ山の上には沢山の雪があります。
自分が向かう山と、普段の生活圏や馴染みの山との差異に留意して安全に山を楽しみましょう!