最近、秋にしては暖かい日が続きましたが北アルプスの山小屋営業も徐々に終了し、標高の高い山では冬へと季節が移り変わっていきます。2016年無積雪期のアルプス登山シーズン、シチュエーション別に使った登山靴を紹介したいと思います。ガイド時だけでなくプライベートでも履く登山靴、全てを支える重要な装備ですからこだわりは人一倍。皆さんはどのような登山靴を使ってますか??
今秋に新調したのがこれ!主に北アルプスの岩稜帯での登山に使用。
良い点:軽い(このクラスの靴なのにまるでトレッキングブーツのよう)、しっかりしているにも関わらず足首が動かしやすい。岩場で細かいスタンスにも乗れ、かつ安定感のあるソールパターン。包み込まれるような一体感、軽量レースフックで紐が締めやすいなど非常に良いブーツ。来年も主力のマウンテンブーツになりそうです。
昨年から使用しているこのマウンテンブーツは前者と比べるとよりしっかりしています。ですので、主に長期縦走や重量の多い時や岩稜帯歩行に使用。また、2000m級の山までの残雪期にも使用いたしました。
加藤ガイドも使用、下記リンクに詳しいレビューも書かれてますよ。
秋山に向けて新調しました登山靴! - 好日山荘 ガイドコラム
左のトレッキングブーツは、里山やテクニカルでないシチュエーションの登山に。トランゴSエボはそろそろソールが摩耗して長期休暇予定 。右はアプローチシューズやデイハイクに使用しているボルダーX。
ハイキングブーツ、トレッキングブーツ、マウンテンブーツとブーツにもカテゴリーがあります。製品のカテゴリーと特徴を理解して使用しましょう。
※登山後のメンテナンス中の写真です。洗ってメンテナンス剤を使用しました。
実は最近、私の登山靴は全てスポルティバ。数年前は色々なメーカーの物を履いていたのですが同社の靴が足に合っているようなのです。ちなみに冬の靴もそうでございます…。
足の形は人それぞれ。
「日本人の足=幅広」聞くところによると、日本人は自分の足囲が広いと思いこんでいる人が多いようです。測ったこともないのに「足幅が広くて…」と思い込んでいる人が実に多い気がします。
自分は外反母趾で見た目の横幅が広いですが、以外にもスリムな形の靴が合ったりします。
お店にはハイキングブーツからトレッキングブーツ、マウンテンブーツと沢山の種類が置いてあります。用途に合わせ、店頭でスタッフと色々なモデルを試しながら自分にあった登山靴を見つけていただければと思います。