長い関東、東海、近畿での机上講座行脚を終えて白馬に戻ってきました。
白馬到着前に青木湖畔で道路工事で迂回。おかげで素晴らしい景色に出会いました。
これから梅雨に入る前までは新緑の中でのテント泊が気持ちいいですね。
「今年こそはテント泊」とお考えの方に簡単なアドバイスを。
テントは大きく分けて
①壁の数(シングルウォール・ダブルウォール)
②自立式か否自立式
③テントの形(家形・ドーム型・シングルポール型)
④生地(通常生地・メッシュ生地・防水生地)
に分かれます。これ以外にも、ポールの通し方、通す位置(外・内)、ポールの数等様々な特徴があります。
特徴、利点欠点は
①壁の数
シングルウォール:壁が1枚の為軽量。
ダブルウォール: 2枚の壁で守られているため悪天候に強く、また、中張り、外張り(フライ)の間に空間があるため通気性が良い(内貼りがメッシュの場合はさらに良い)。
②自立式か否自立式
自立式:フレームを通すとテントとして立ち上がります。
否自立式: フレームを通し、且つペグ打ちをしないと立ち上がりません。ポールの数が少なくなるため軽量。
③テントの形
家形: 2本のポールと張綱で自立するシンプルな構造
ドーム型: 本体にポールを通すだけで自立する為設営が容易。居住空間が広い。
シングルポール型: インディアンテント、ティピとも呼ばれる。キッチンテントとして最適。
④生地
通常生地: ある程度の防水(耐水)性を持ち丈夫。
メッシュ生地: 通気性が良い。雨の多い日本ではフライがないとまず使えない。
防水生地: シングルウォールテントでは、生地自体が防水でないと水漏れするため必須。
上記を目安にご自身の山行に合わせて選んでください。
例: 春、夏に里山や2000m以下の山で使用。暑がり。体力自身無し。
「ダブルウォール、自立式、ドーム型、内貼りはメッシュ」
といた具合です。
一般的な登山を楽しまれる方であれば「軽量タイプのダブルウォール」がお勧めです。
テント泊デビューの前に山小屋で1泊2日山行デビューをされたい方向けの
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