(2016/12/19の赤岳、中岳、阿弥陀岳)
2000mあたりまでは雪ないですが、稜線2300m位から急激に増えます。
この3連休は高い山は天気荒れそうです。大雪の後の雪崩も怖いです。
冬山は一瞬で様相が変わるので、悩んだら止めておいた方がいいです。
(2016/12/19の赤岳、中岳、阿弥陀岳)
2000mあたりまでは雪ないですが、稜線2300m位から急激に増えます。
この3連休は高い山は天気荒れそうです。大雪の後の雪崩も怖いです。
冬山は一瞬で様相が変わるので、悩んだら止めておいた方がいいです。
今季一番の寒気が入ってきた先週末は、寒さから逃れるために四国へクライミングに行ってきました。
場所は徳島の日和佐。年に一回は訪れるお気に入りの場所です。
迫力のある波の音を聞きながらのクライミング、日差しがあれば暑いくらいの陽気です。
ケイブの中はハングになっています。前傾壁をグイグイ登っていく感じが気持ちいい!!
ルートを登りきったらこんな景色の中をぶら下がって下ります。
私はトライの間、レストしている時は、ベネクスの『アームコンフォート』を使用しています。
ベネクスは休養時専用のウェアで高いリラックス効果を発揮します。
長袖タイプ等様々なモデルが出ていますが、クライミングの合間に着用できて、前腕の疲れを素早く解消してくれるアームカバーが活躍します。
こちらは番外編。地元の食事処で食べられる岩ガキ。最高ですね。
遠くまでクライミングをしに行く時は半分旅行を兼ねているようなものなので、グルメや温泉なども楽しみたいですね。
それではそろそろ雪山仕様にチェンジしていきましょう。。
スキー場オープン初日に後ろ髪をひかれながら白馬村を後にして奥多摩での登山学校実践講座を担当してきました。写真で様子をお伝えします。
まずはみんなで地図を確認。本日のルートチェックと高度計の標高を合わせて出発!!
御嶽渓谷でカヤック、SUP、ボルダリングを楽しむ方を眺めながら楽しくハイキング。ではなく、「標準コースタイムで歩くペース」「実際に自分自身が歩いているペースが標準に対してプラスマイナス何%なのか」の確認中。天気がいいので皆さん気分も盛り上がっていつもより早足に??
「みなさーん スペシウム光線はこうやって!!」って言ってるわけではありません。見晴らしのいい場所でコンパスの使い方講習。そして、それが登山中に何の役に立つのかを考えてみました。皆さんの「すごーい!!」「楽しい!!」の声が嬉しい。
ポイント・ポイントで現在地を確認。難しい技術より基本が大切。迷ってから復帰するのは難しい。迷ってからの地図・コンパス・GPSではなく迷わないようにする為の道具として使いましょう。みなさん超真剣!!!
予想時刻からわずか15分遅れで山頂到着!! 15分は田中の話が長かったせいか。
山頂でコンパス練習。富士山、スカイツリー、みなとみらい、房総まで見えました。
最後まで超真剣。5差路をどちらに行くか確認中。ここでもコンパスが役に立ちます。
このように15名満席ご参加の皆様がとても真剣に学ばれていました。何度か講習に参加して「今回で自分のものにした気がする!!」や「机上講座ではなかなかわからなかったけど実践ならわかりやすい」と嬉しい言葉も聞こえてきました。
読図と聞くと難しいイメージがありますが、難しい技術ではなく基本的な知識と確認作業が大切でこれは講習に参加された方全員が理解して頂けます。読図は楽しいので二の足を踏んでいる方は是非気楽にご参加ください!!
12月、1月も様々な机上講座・実技講座が開催されます。
登山学校開催のご案内はこちらでご確認ください。
みなさまのご参加お待ちしております!!
カナダに来ています。
目的の主はAJSG(日本バックカントリースキーガイド協会)有志による氷河研修に参加する為です。場所はロジャースパス周辺で行なわれました。
ロジャースパスはグレイシャー国立公園内にあり、セルカーク山脈を越える峠。グレイシャー国立公園の10分の1は氷河が占めていて、氷河の数は400以上に上るそうです。また、セルカーク山脈はカナダの中でも雪深いところで有名です。大陸横断鉄道を建設するため、1882年にA.B.ロジャースさんがこの山脈を横断することに成功し、その4年後に無事鉄道は開通しました。そのルートはロジャースさんの功績をたたえロジャースパスと呼ばれるようになりました。
しかしそこは急峻な山々に囲まれたルート。冬期はアバランチパス(雪崩道)を通過するため雪崩は極めてありふれた出来事です。そして1910年、ロジャースパスでカナダ史上最悪の雪崩事故が起ここってしまいます。(日本人32名を含む58名の犠牲者)
この事故をきっかけに現在では世界一、最先端の雪崩対策が施され、雪崩に対する意識を高める教育が行なわれています。現在のカナダ雪崩協会(CAA)発足につながっており、いわばその発祥の地がロジャースパスなのです。
私も会員である日本雪崩ネットワーク(JAN)とカナダ雪崩協会(CAA)は今年で提携が12年目になり、国際的なパートナーシップが続いています。
色々と前置きが長くなりましたが今回は氷河地形での行動と雪崩の事、またカナダ山岳ガイド協会(ACMG)のスタンダード使用しながらを学んできました。
Asulkan Glacier
気温はなんと、最高気温マイナス20℃、最低気温マイナス26℃なんていう日も!
さらに風の影響がありますから(風速1m=体感温度は1℃下がります)体感はマイナス30℃以下…。わたしはこの研修中、厚手のウールのアンダーウェアにフリース+インサレーションダウン+ハードシェルにプラスしてビレイジャケットを着たりしていました。
井坂ガイドのコラムにもありますが、雪山での衣服のレイヤリングは本当に大切です。
樹林帯でもマイナス20℃以下。グローブ、ギア、行動など低温に関しての対策が必要になります。
山中に5日間いましたが、その間に車に放置されたバナナは釘を打てる硬さに…。
毎日、出発前にamミーティング、下山後はpmミーティング。地形や行動したエリアの雪の状態を情報共有し、今後どのようになるかを予想します。
1月に開催の好日山荘ミニアバランチナイトでは、今回の話も交えてさせていただきたいと思います。
https://www.kojitusanso.jp/event/1701avalanche/
あちこちで雪の便りが届き、いよいよ冬山シーズンが始まります。
夏山よりもはるかに厳しい環境になる冬山に挑むためには、万全のレイヤリングが不可欠になります。
そこで今回は私が普段着用しているレイヤリングを山域(標高)別で紹介したいと思います。
1.八ヶ岳、アルプス等の森林限界を超える山
ドライレイヤー➞ジップアップロングスリーブ➞フリース(厚手)➞中綿入りベスト(寒い場合)➞ハードシェル
2.森林限界以下で積雪のある山
ドライレイヤ―➞ジップアップロングスリーブ➞フリース(薄手)➞ソフトシェル(天候の比較的良い場合)
一番下に着用するドライレイヤ―は水を全く吸収せず、肌からの水分を素早く外に排出してくれます。その水分を、ジップアップのロングスリーブシャツが吸収、拡散して蒸散を促します。
フリースは、毛足の長さや起毛部分の面積によって保温性重視のモデルと、通気性、速乾性重視のものに分かれます。この辺りは旭ガイドが詳しく解説してくれてますので参照下さい。
中綿入りのベストは体の中心部分を効率よく保温しつつ動きの邪魔にならないので重宝しています。
一番外に着るアウターシェルですが、より厳しい環境の標高が高い山ではほとんどハードシェルですが、そうでない場合はソフトシェルが多いです。ハードシェルは防水性が高く、安心感がありますがストレッチ性がないため、動きづらくなってしまいます。
ソフトシェルは完全防水とまではいきませんが、よほどの荒天でなければ耐えられる耐水、防風性能を備えながら動きやすく、通気性も優れています。
ドライレイヤ―(例)
finetrack(ファイントラック)アクティブスキンロングスリーブ メンズ / ダークモカ(S DM): 登山・アウトドア用品登山用品・アウトドア用品の通販専門店 好日山荘
ジップアップロングスリーブ(例)
フリース厚手(例)
MAMMUT(マムート)Aconcagua Pro ML Hooded Jacket Men / カラー 0001(S 0001): 登山・アウトドア用品登山用品・アウトドア用品の通販専門店 好日山荘
フリース薄手(例)
MAMMUT(マムート)アコンカグア ライト ジャケット AF メンズ / カラー 0001(XS 0001): 登山・アウトドア用品登山用品・アウトドア用品の通販専門店 好日山荘
ハードシェル(例)
berghaus(バーグハウス)●エクストレム 8000 プロ ジャケット / カラー Z69(M Z69): ブランドオフィシャルストア登山用品・アウトドア用品の通販専門店 好日山荘
ソフトシェル(例)
MAMMUT(マムート)アルティメイト フーディー AF メンズ / カラー 5788(XS 5788): 登山・アウトドア用品登山用品・アウトドア用品の通販専門店 好日山荘
赤岳鉱泉から稜線に上がってきました。
11月の大雪とその後2-3回程雪が降り、完全な冬山になりました。
美濃戸口は雪はほとんどないですが、2000m近辺から急に増えます。
前刃のある鉄爪カンジキ(クランポン)、氷斧(アイスアックス)、
冬靴が必携です。
美濃戸からの鉱泉までの道も氷結していて、下りは何回も転びそうになりました。
こういった所はチェーンアイゼンが重宝します。
登山口である美濃戸で、氷も雪もなかったので車に置いてきて後悔しました。
冬山は標高上がると全く様相かわります。
わかってるんですが、毎年実感します。
昨シーズンはこの道で転倒骨折事故多発してます。
好日山荘山荘登山学校実践編で
2017/2/18(土)-20(日):赤岳ー中岳ー阿弥陀岳ー御小屋尾根下降
を予定してます。
この3兄弟を縦走して御小屋尾根を下降します。
後ろは北岳ー甲斐駒ケ岳ー仙丈岳の3兄弟です。
加藤ガイドが年末年始に行きます。
どちらも低温、風対策をしっかりとしたいです。
先週本年最後の講義行ってきました。
言葉と写真での説明だと難しそうになりますが、
実際に山で実習すると理解しやすいと思います。
2017/1/14(土)谷川岳(登頂はしません)
2017/1/15(日) 北八ヶ岳 横岳
で実技講習します。
これは2016年4月西穂高岳登頂の初日の歩行講習。
頂上へ。