季節外れの雪が降ったりと天候が安定しませんが、
だんだんと暖かくなってきました。
これからの時期は、高山では残雪と岩、低山では新緑と花。
と我々に様々な楽しさを与えてくれます。
私も残雪期の高山は特に好きです。
地域によっても大きく異なりますが、西日本~関東では
2000m~3000mはまだ降雪の可能性が高く、冬山経験者の世界。
1000m~2000mは降雪の可能性が低くなり、トレッキングシーズンの始まり
という感じです。
ところで、この時期の1000m~2000mの山々では、樹林帯の登山道にまだ
雪が残っている場合が多いです。
樹林帯では視界が効かず、登山道が雪の下なので道迷いが多くなります。
登山道が出ている時期であれば全く問題が無いような道でも雪があると途端に迷い易くなります。
「夏きたときは何でもなかったのに、道が分からない!!」
こんな経験ありませんか?
画像は6月の上高地~西穂山荘の登山道
同じような地形、樹木に囲まれているので登山道が良くわからなくなってしまいます。
今時期の1500m位の山では登山道がこのような状態になっているところもあります。
こういった時に必要になるのが「地形図」と「コンパス」。
ですがただ持っているだけでは重りになってしまうだけなので、
「読図」と「ナビゲーション」の技術が必須です。
周囲の地形を正確に把握しながら登り、地形図をよく見て現在地の把握を
しながら行動することによって道迷いを事前に防ぎ、あるいは少々迷ったとしても
早い段階で復帰することが可能になります。
好日山荘登山学校では「読図」、「ナビゲーション」をテーマにした登山学校を企画しています。
4月では鈴鹿山系の御在所岳にて開催します。http://www.kojitusanso.jp/school/practical/detail/?p=500
平日にはなってしまいますが、4/20(月)はまだ空きがありますので是非ご参加ください。
こちらのツアーには私(井坂)がガイドいたします。