好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

ザラメ雪の季節がやってきました。 さようなら妖怪板掴み!!

4月になりましたね。世間はお花見の季節で盛り上がっていますが、バックカントリースキー・スノーボーダーにとっては2度目のベストシーズンが始まります。

1度目のベストシーズンは、パウダースノーの浮遊感を楽しむ1月~2月。

その年の雪の状況、地域によって異なりますが気温、湿度、黄砂等の影響により、なかなか良いコンディションを当てることが難しいのが3月です。パウダースノーに当たる日は少なく、板が走ら(滑ら)ないストップ雪になることが多いです。

 

バックカントリースキー・スノーボーダー「妖怪板掴み」という面白い用語が使われるのをご存知でしょうか?まるで、雪面に妖怪が潜んでいて、突然自分の板を掴まれたかのようにブレーキがかかってしまうことがあることから言われだした言葉です(初めに誰が言い出したのかは不明です・・・。知っている方がいらっしゃったら教えてください!!)。

IMG_97441[1].jpg写真の少し茶色くなっている部分や緩斜面に妖怪板掴みが潜んでいます。皆さんにも見えますか?

そして4月~5月(場所によっては6月上旬まで)は、妖怪板掴みが少しおとなしくなる季節なんです。それは、「コーンスノー」とも呼ばれるザラメ雪のおかげです。粒状になった雪の上では板が良く滑ります。更にパウダースノーを滑るにはある程度の技術が必要となりますが、ザラメ雪の場合、スキー場のゲレンデで滑っている時と同じくらいの感覚で滑ることが可能です。

その結果 ⇒ ⇒ 「大自然で自分の思うがままのターンを描けます」

さらに言うと「うまくなった気になれます!!」 

暖かい日が続いた後に、少し冷え込んでくれるとザラメ雪が育ってくれます。皆さんも春スキー・スノーボード楽しんでくださいね。

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  すくすく育ってね。 ザラメ君。もうすぐ滑りに行くよ。