秋も深まり、里山にも紅葉が下りてきました。
三倉岳は、今が見頃・登り頃です。多くのハイカー・クライマーで賑わっていました。
その三倉岳で、山本一夫ガイドと島田和昭ガイドを講師に山岳救助講習を開催しました。
参加者も山岳会系、消防団、ガイドなど、やる気満々の顔ぶれでした。めったにない機会だからですかね?
講習は、事故発生から救助要請までの一連の流れをシナリオトレーニングしました。当たり前に使っているカラビナやロープなど道具の性能や扱い方、弱点などの基本知識から始まり、自然物を使った支点の構築をみっちりと。固定ロープの張り込み、ムンターでの引き上げ下ろし、3倍力などもみっちりと。
木漏れ日の中でしたが、日が傾くにつれて風が冷たくなってきました。
みなさん積極的に講習に参加いただき、充実した一日でした。
最後は、背負い搬送で下山。
実践で使う機会も少ない救助技術は、忘れてしまいがちです。インプットした知識は、アウトプットすることで完了です。Safety・Speed・Simpleを意識して、何度も繰り返し練習して身に付けていただければと思います。