10月に入り秋雨前線の影響で登山に相応しくない天候が続いていますね。その合間を狙って快晴日に甲斐駒ヶ岳へ。
前夜から冷え込みが増し、この日の朝はいたるところに霜がありました。スリップに注意ですね。
日射のおかげで快適な登山をする事ができましたが、小休止の際でもこまめにウェアを着用しないとすぐに身体が冷えてしまう気温です。私は休憩時に薄手のダウンを着用していました。
カラマツも黄金色に。
この日の朝はかなり冷え込んだようです。ルート沿いにも氷化した箇所が沢山。前夜の降雪予報、冷え込みなどを加味しチェーンアイゼンを持参しましたが、日射のおかげで早くに融解が進み、幸いな事に使わずでした。
翌19日は、夜〜朝にかけてまとまった降雪があったようです。日中、気温が上昇し雪が雨に変わって融解が進んだようですが、融けて冷えて凍って、雪が降り。このような状況下では登山道が雪で消えてしまったり氷化したり、夏山シーズンと比べ物にならない程難易度が上がります。
この時期に高い山へ行く方は少ないと思いますが、南アルプスのような北アルプスに比べ降雪が少ない場所でも登山ルートは日に日にコンディションは変わりますし、気象遭難や低体温に対する技術や知識が必要です。いいウェアを着ていても濡れますし、アイゼンも効かない場合もあります。ルートの状況を自身で想像し、現場ではそれらを判断する力が必要です。
※最後に10/28(土)私が担当する実技講座のお知らせです。
地図・コンパスに親しむ(鳩吹山、岐阜)
https://www.kojitusanso.jp/school/practical/detail/?p=1043
道を探すだけではなく、地形を意識した地図読み現場での実技講座。参加者募集中です!