高山のお花畑近くで、こんな虫が手に止まっていたり、
たかられたりした事ありませんか?
ホバリングして空中停止、徐々に間合いを詰めて近づき腕等に止まる。
よく見たら小さなハチのようなルックス、口で一生懸命に汗を舐めているあの虫。
ハナアブです。
正式名称は、◯◯ヒラタアブとかあるのですが見分けが難しいのでハナアブとします。
アブと言うと刺されて痛い印象がありますが、このハナアブは花の蜜や人の汗を舐めて生きているので、刺さないアブです。
早朝は虫も活動していませんが…
日射が斜面に入りはじめると活発に行動し始めます。
この仲間はたいてい黄色と黒の縞模様をもっているが、一瞬ハチか?と思いますが
これはハチへの擬態。毒針をもたないこのアブたちは、ハチに似せることによって、天敵から身を守っているようですので身体に止まっても慌てず対応してください。
ハナアブはアブラムシの天敵、幼虫期はアブラムシを食べてくれるので、ガーデニングをされている方には素敵な見方のようですよ。高山植物の花粉受粉にも貢献しているのでしょうね。
参考までに、以前に刺す虫についても記事もかかせていただいております。