好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

今年の夏は憧れの北アルプスへ!!

6月に入り白馬周辺の観光用ゴンドラ、ロープウエイ、チェアリフトが運行を開始。これにより雄大なアルプスのど真ん中まで簡単にアクセスできるようになりました。

 

乗り物を降りると・・・山、緑、残雪、太陽 息をのむような素晴らしい景色の展望を望めます!! それだけでも十分堪能できますが、さらに山に登ると、登った達成感も含めて、展望を楽しみに来ただけの観光客の方達よりも「登った分だけ」大きな感動を味わうことができると思います。

 

今回はお手軽に行ける「五竜遠見尾根」を子供を連れてハイキングしてきました。

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ゴンドラ降り場で既にこの景色!! 五竜岳(左) 唐松岳(中央)を望む

 

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遠見尾根方面に約30分登るとこの大パノラマ。白馬乗鞍、雨飾、浅間、八ヶ岳、空気が澄んでいれば富士山まで見渡すことができます。

 

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観光用の周遊木道は軽装備でも気軽に楽しめます。

*注: 周遊散策道を過ぎて遠見尾根を更に登る方は、しっかりとした登山装備が必要です。散策だけを楽しまれる方は、案内板を確認して安全にお楽しみください。

 

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リンドウ、ニッコウキスゲ、コマクサ 様々なお花が楽しませてくれます。

 

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が・・・山より、花より、子供にはおにぎりとカップラーメンのほうが嬉しいようで

 

という事で、「北アルプス講座」開催します。

憧れだけで終わらせないで、講座を聴いて、今年は是非北アルプスへ!!

 

7月3日(火) 池袋西口店 詳細はこちら

7月9日(月) 川崎ダイス店 詳細はこちら

初のミヤマキリシマ

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河野ガイドのブログにもありますが、今時期の九州の山々はミヤマキリシマの最盛期。5月下旬から6月中旬にかけて、国の天然記念物であるミヤマキリシマが山頂をピンクに染め、登山客を楽しませてくれます。

私も写真で見たり、九州地方のお客様に聞いていたりはしましたが『百聞は一見にしかず』行ってきました。梅雨入り直後でしたが天候にも恵まれ、記憶に残る素晴らしい九州旅となりました。f:id:asahiryuta:20180607081234j:plain

!!!!!

初の九重連山でしたが想像以上でした。タイミンング良く満開のベストな時期に。初日は吉部から平治山へ。平治山の南斜面のミヤマキリシマ群落。


行き交う登山者は皆、笑顔。当然ですね。写真の平な部分は坊ガツル。この日は法華院温泉山荘で宿泊し、翌日は後部の見える山々を縦走しました。このシーズンの山荘は大混雑!との事でしたが、予約制の為、混雑さは感じず、個人的には北アの最盛期に比べれば大した事はありませんでした。

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ミヤマキリシマだけでなく、素晴らしい山並みです。それにアクセントとなるピンク。所用時間は短いものの緩やかなアップダウンが多いです。法華院から少し斜度が急な尾根を登り白口岳、そこから稲星山、中岳、久住山とぐるっと周遊しました。

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火山ならでは、このようは景観もあり変化のあるトレッキングが楽しめます。

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帰路には寄り道もしました。山荘でずっと再生されていた坊ガツル賛歌にも登場する暮雨の滝。

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下山後には温泉もあって良いですね。写真は鉄輪温泉の鉄輪むし湯。

200名山の由布岳にも行きました。

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美しい山容。別名『豊後富士』

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移動中にこのような美しい景色も。ミルクロードからの阿蘇の山々。阿蘇五岳全部が見える角度ではありませんが、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ている事から「阿蘇の涅槃像」と呼ばれるらしいです。

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絶景でした。

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f:id:asahiryuta:20180607093124j:plain百名山の開聞岳にも。

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天孫降臨の地、高千穂峰にも。

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登山という旅を楽しむにはその山域の自然、歴史、文化を知る事も大切な要素。下山後の温泉、地元ならではの食事も楽しみの一つです。困難な登山も好きですが、今回のようなトレッキングも良いですね。道具もアルパイン、トレッキングなどカテゴリー別に分かれています。6月になり、夏山に向けて道具の準備をされる方が多いと思いますが、カテゴリーを意識して道具を選んでみてくださいね。

実技講座「のぼろ登山部!はじめてのくじゅう 黒岩山~泉水山縦走」 レポート

好日山荘×季刊のぼろ×六本松蔦屋書店のコラボ企画。

天気の良い中、くじゅうのパノラマを楽しみながら歩けるルートを楽しみました。

6/3(日)はくじゅう山開き。
今年の山開きは大船山でした。
天気は良く、登山者で賑わい、駐車場はすでに満車です。

ミヤマキリシマの時期は特に賑わっているくじゅうですが、

人の少ない穴場に行きましたよ。
穴場のコースとは、
長者原~九州自然歩道を歩き〜牧ノ戸峠。
牧ノ戸峠〜黒岩山〜上泉水山〜下泉水山〜長者原というルートです。

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九州自然歩道を歩き森を満喫!

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黒岩山山頂でパチリ!

 

 上りながら、昨日登った、「扇ヶ鼻」、そして「星生山」「平治岳」

などピンクに染まった景色を堪能できました。
もちろん、このルートでもミヤマキリシマが楽しめましたヨ。

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 すれ違った人は、数えられるほど。
静かな山が楽しみたい方は、くじゅう連山がバーンと見える

こちらのルートはおススメです。

下山後は「山恵の湯」にて汗を流して帰りました。

ご参加ありがとうございました。
6/19(火)蔦屋六本松店にて19:00より事後報告会があります。
またお会いできることを楽しみにしております。
↓事後報告会のお問い合わせは、西日本新聞社「季刊のぼろ」まで↓

novolo@nishinippon-np.jp

 

登山レポートはこちら>>>

 

 九州での実技講座のご案内

7/21(土)-22(日)は「初めてのテント泊INくじゅうボウガツル」実技講座

テント泊に挑戦したい!テントで快適に過ごすためのノウハウが知りたいなどなど

テント泊のイロハを一緒に学び山を楽しみましょう。

河野がご案内いたします。

その他机上講座はこちらから>>>

お一人でのご参加ももちろん大歓迎です!!

ご参加お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

実技講座  「くじゅう ミヤマキリシマ満開の扇ヶ鼻」トレッキング レポート

6/2(土)博多から貸し切りバスで、「くじゅう扇ヶ鼻」へ。

梅雨に入ってすぐの中休み。

天気が良く、登山を楽しめました。

バスの中からくじゅうの斜面がピンクに染まっているのが見えて来ると、

さらにワクワクします。
出発の牧ノ戸峠は満車でした。
準備運動、トイレを済ませ出発です。(トイレも行列…。)

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ベストシーズンだから山は沢山の人で賑わい、渋滞する場面も。
沓掛山は行きも帰りも待ち時間がありました。

扇ヶ鼻では、登山道もピンクの中を歩き、遠くの景色も堪能しました。

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山頂からは、ピンクの景色を眺めながらランチを楽しみました。

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下山は、往路を戻りますが、再度ミヤマキリシマを堪能できました。
下山後の温泉は気持ちよかったですね。

樹林帯があまりないので、暑かったです。
この時期は、意識的に水分補給と栄養補給をしながら歩きましょう。

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笑顔でハイポーズ!!

 

ご参加頂きありがとうございました。
またのご参加お待ちしております。

登山レポートはこちら>>>

 

 九州での実技講座のご案内↓↓↓

7/21(土)-22(日)は「初めてのテント泊INくじゅうボウガツル」実技講座>>>

テント泊に挑戦したい!テントで快適に過ごすためのノウハウが知りたいなどなど

テント泊のイロハを一緒に学び山を楽しみましょう。

河野がご案内いたします。

その他机上講座はこちらから>>>

お一人でのご参加ももちろん大歓迎です!!

ご参加お待ちしております。

 

 

 

梅雨の前に

蒸し暑い季節がやってきました。東海地方もいよいよ梅雨入りか?という天気予報ですね。

ここ最近は地元御在所岳での仕事を多くしています。御在所岳はハイキングだけでなく、岩稜や沢登りといったバリエーションルートやロッククライミングも出来るので1つの山だけで様々な登山スタイルが楽しめます。

先週末は、この夏に北アルプスのバリエーションに挑戦されるお客様の事前練習として御在所岳の岩稜をご案内させて頂きました。

まずは本谷からスタート。沢沿いは影も多く、涼しく登って行けます。f:id:isakamichihiko:20180605112356j:plain

 

不動滝。登る事はできませんが近くまで行くことはできます。なかなかの迫力!!f:id:isakamichihiko:20180605113116j:plain

 

ルートファインディングに苦しみながらも目的の岩稜に到着。涼しい風が吹いていて、快適なクライミングが楽しめました!!

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最後に靴について。

近年、ミッドカットのアプローチシューズを北アルプスでもよく見かけるようになりました。

私も御在所岳でのクライミングや登山では、アプローチシューズを愛用しています。
ソールのフリクション(摩擦力)が登山靴より高く、足首も少し保護してくれるので、登山道や岩場でのクライミングの場面でも威力を発揮します。

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www.kojitusanso.com

 

ただし、アルプスの岩稜帯などでは、行動時間が長く、荷物も重くなるためハイカットの登山靴を履いています。ミッドカットのアプローチシューズでは足首の固定力が弱く、またソールも柔らかいため、長時間の行動では疲れやすくなってしまうためです。体力や歩行技術に自信がある方なら大丈夫かとは思いますが、基本的にはハイカットで踵にコバがあるような岩稜帯向けのシューズがオススメです。

www.kojitusanso.com

 

適材適所で登山靴を使い分けて、安全、快適な登山をしましょう。

来た来たこの季節!!ミヤマキリシマ真っ盛りです!

九州発!

5月半ばから現在、くじゅうをはじめ阿蘇、霧島などで

ミヤマキリシマが見ごろを迎えています。
今年も辺り一面ピンクの絨毯が楽しめますよ。
例年に比べ、開花が早いですが今週末も楽しめます。

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平治岳へ向かう大戸越より

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稲星山へ向かう斜面はマイズルソウ、イワカガミが大群生。

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中岳直下

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 白いミヤマキリシマを見つけたらラッキー!!

 

今週末は天気もいいですよ。

山頂付近は日陰がありませんので、帽子、グローブなどの日焼け対策

それから水分補給はお忘れなく!!

 また、梅雨に入っています。

雨、防寒対策にレインスーツもお忘れなく。


好日山荘登山学校では、
6/2(土)くじゅう扇ヶ鼻へ。
6/3(日)くじゅう黒岩山~泉水山縦走。
また、レポートいたしますのでお楽しみに!!

 

7/21(土)-22(日)は「初めてのテント泊INくじゅうボウガツル」実技講座

を企画しております。
テント泊に挑戦したい!テントで快適に過ごすためのノウハウが知りたいなどなど

テント泊のイロハを一緒に学び山を楽しみましょう。

私、河野がご案内いたします。

その他机上講座はこちらから>>>

 

皆様のご参加お待ちしております。

 

何をしても良い5月でした

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何をしても楽しい5月。皆さんは何処へ行かれましたか?

5月末・徳澤園キャンプ場前のニリンソウ群落。

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5月末・上高地河童橋より。残雪少なめの岳沢ですが、雪が無いわけではありません。雪に対応した装備をお忘れなく。

f:id:asahiryuta:20180607072457j:plain5月末・涸沢でのモルゲンロート

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5月中旬.北海道ニセコ・イワオヌプリ(BC)

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木々の芽吹きの新緑、残雪とのコントラストが美しいです。

f:id:asahiryuta:20180607073008j:plain山麓はTシャツで過ごせる陽気でドライブ日和。左から尻別岳と羊蹄山。

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5中旬の乗鞍岳(BC)

何をしても楽しい五月。個人的に一年を通して一番好きな時期かもしれません。そんな五月もあっという間に終わって6月、梅雨の季節に入りました。

梅雨の中休みを狙って山に行くのも良いですし、雨量が少ないなら雨の山も情景豊かで良いですね。雨の日はちょっと・・・という方はぜひ、好日山荘机上講座に来てください。来たる夏山シーズンに向けて一緒に勉強しましょう!

https://www.kojitusanso.jp/school/classroom/