好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

低山の楽しみ

梅雨が明けると猛烈に暑い。

恒例の低山でのナイトハイクは、やはり暑さとの戦いでした。尾根にでれば風が通って体温を下げてくれますが、樹林帯は無理。小まめな水分補給とクールダウンが必要です。f:id:yoshida1487:20200803130256j:plain

体温調整で大切なのは汗です。血液から作られる汗は、汗腺をとおして体の表面に出てきます。汗が蒸発することで、体温を下げてくれます(気化熱)。長袖の場合、大汗をかいてビシャビシャに濡れたウェア内部はおそらく湿度100%近くなると思います。この状態になると汗は蒸発しにくくなり、体に熱が籠り易くなります。気化熱と風による冷感を期待して、夏の低山は必ず半袖を着るようにしています。私はお肌のケアよりも、熱中症対策を優先します。

高山では、逆に低体温症のリスクを優先しますので、汗冷えを防ぐレイヤリングが大切です。

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暑さに慣れていなかったり、運動不足の方は、発汗機能が弱く、うまく体温調整ができません。熱中症のリスクも高まります。日頃から適度に汗をかく運動を心掛けましょう。登山中に息切れや、めまい、気分が悪いなどの症状があれば、木陰で休んでください。一度エンジンを止めて冷却する必要があります。歩きながら回復はしませんよ。

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 暑いと飲料が増え、固形物が食べれなくなります。エネルギー不足も熱中症を助長します。出発前にはしっかり食べておく事と、行動食は喉越しの良いゼリー状のモノが消化も良くおすすめです。しっかり冷やして持ち歩く事も大事です。

今は遠くの山に出掛けにくいですが、近くの低山ハイクも楽しんでみて下さい。早朝、夕暮れ時など涼しい時間を選べば楽しいですよ。蜩(ヒグラシ)がヘッデンに突っ込んでくる様は一度体験していただきたい。

最後の下り道で聞いたあの唸り声は何だったのだろう? グルルル・・ かなり緊張しました。次回のナイトハイクは生息域圏内。鈴持って行こう。