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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

残雪期のテント泊 - 水作り

この時期の雪はとても汚れています。 いくら深く掘っても色々なもの(葉、虫、埃)が入っています。 晴れるととても喉が乾くので長い行程の時はテルモス1本と水1リットル用意したいです。行動中にザラザラしたお湯、水を飲むといまいち爽快感がないです。 ■ …

雪上登攀技術

残雪期の雪稜(雪山)は雪の質、形状に合わせてアックス、クランポン技術を駆使して登ります。この時期の雪上歩行、登攀技術講習やってみたいですね。可能なら簡単な雪稜ルートを登りながら。 白馬岳主稜を登ると剣岳がどどーんと。

残雪量

以前のブログで雪多いと書きましたが訂正です。 4月に入り気温高く、雨が降ったので雪がどんどん減り 例年より1m以上少ない模様です。室堂周辺は5月初という感じです。 しかし沢沿いにはたっぷりと雪があるので滑落に関する注意は変わりありませんし、 荒れ…

登山学校 『谷川岳天神尾根 残雪期幕営山行』

残雪期は日本の山の最高の時期の一つです。 上は白い山並み、下界は新緑と花。この変化が素晴らしい。 しかし危険も沢山あります。スリップやブロック雪崩、荒れると冬山に戻ります。 比較的安全な谷川岳 天神尾根で残雪期の山を楽しみつつ残雪期の幕営体験…

残雪量

エリアによってかなり違います。 これからは日向の岩場の上の雪は溶け、日陰は氷、沢沿いは豊富な雪という状態です。 雪が腐ったり、固くなったり、岩場を歩いたりと厳冬期の山より一層雪登下降の技術が要求されます。 暖かいからといっても山は甘い顔を見せ…

春の顔

3/21の昼の上高地です。 現在のところ残雪量は例年より多いです。先週の谷川岳でもそう感じました。 また日差しが強くなってます。1日中日陰でアイスクライミングしていても日焼けしました。 しっかりした対策が必要ですね。またサングラスも必携です。

オーバー手袋

3月になると雪も締まってきて、雪稜が楽しめる時期が始まります。 これは谷川岳東尾根。 太陽燦々で気持ちいいですが、日焼け対策が重要です。 気温が上がり濡れを考える時期になると 毛手袋+オーバー手袋の組み合わせがお勧めです。 濡れても早く乾き、予備…

食事

アイスクライミングでのテント山行は金属類が多く荷物がとても重いです。 軽量化する場合は食べ物しかない。 私の1泊2日、各自お湯のみで調理可能な場合のパタンです。 夕食:ご飯+カレー+親子丼(カレーだけではたりないから。ふりかけでもいいんですが) …

テント設営場所

先日の山行にて幕営場所の選択として 尾根:景色よく日が当たる。風が通り放射冷却があり朝冷える。 沢:景色なく空気冷たい。気温が1日中低いがそれほど低温にはならない。風が強くない(場所によりますが)。 が選べ、私は沢中を選びました。 正解はないで…

冬服(パンツ編)

一般的な薄いタイツ+スボン+オーバーパンツ → 足が上がりにくくストレスたまります。また足首辺りがぶ厚くなります。 私はガイドの多くは 厚手のタイツ+オーバーパンツ(上図) です。上記問題が解消されます。 厚いタイツを持っていない場合はタイツ2枚重ね…

冬ならでは - アイスクライミング

道も橋もない山奥なので渡渉もあります。渡った後は冷たいを通り越して痛さで唸ります。 こんな大きな滝を登りに行きます。 50m×4回でぎりぎり登れます。 登ると今迄見えなかった景色が。 左のピークが黒戸山。そこから右に長〜く伸びているのが黒戸尾根です…

革手袋メンテナンス

アイスクライミングや冬期クライミングには革手袋を使用しています。 革は使用後(特に濡れた後)乾燥するとパリパリになり、傷みやすいです。 メンテナンスとして保革油を塗っています。 靴用ですが、「防水50%、保革50%」ということで 「コロニル collon…

わかん

雪山はラッセルがつきものです。 つらい作業ですが、やり遂げた充実感はあります。 ちなみラッセルは日本語です。英語はTRAIL BREAK。 そこで必携道具、日本特有の優れモノ わかん。 写真左は芦峅わかん。右はアルミわかんです。 違いは ・芦峅わかんの方が…

太陽と風

いつも書いてますが、冬山(だけに限りませんが)で厳しいのは風。 そして嬉しいのが太陽。 クリスマスの後の八ヶ岳。 暗い雲が赤岳と阿弥陀岳を覆っていて、上空を強い風が流れています。稜線は風が強いと思われます。 アイスクライミングで沢筋を登ってい…

寒波ぞくぞく到来

体は段々と寒さに慣れていくものですが、急な変化は体に堪えます。 冬山の強敵は風です。風がなく気温が低いだけなら-10度でも動いていれば暖かく感じます。 こんな傾斜ならストックが快適。勿論スノーバスケットに変えないといけません。 稜線を歩くときは…

CTアックス&クランポン実践レビュー

寒波が入った八ヶ岳の登攀で使ってみました。(ヌプツェ(セミオートタイプ)とハウンドG(50cm)) バリエーションの岩雪はこのタイプ、サイズの組み合わせがベストチョイスです。 厳冬期並みの厳しい登攀でハードに使ってみましたが、なにも変わったことな…

アックスとクランポン新規購入時

今期私もCTのヌプツェ(セミオートタイプ)とハウンドG(50cm)を入手しました。 新しい道具を入手した時はまず自分用に合わせることが必要です。 今回はサイズ調整と名前記入です。 ■ クランポン (1) サイズ合わせ (a) 踵がきっちり入るように (b) バックル…

クライミングシューズとソウンコード

新宿東口店に行ってみました。 クライミングギア、冬山装備、ウエアが充実してます。 クライミングテクノロジーのアックスもありました。軽さと値段で今冬の押しになるか。 12月になったらレビューできるかと思います。 ■ 今回購入 ・靴 スポルティバー カタ…

テルモス

これから時期は大活躍。沢山溜まってしまいました。 左から ・300ml(赤):会議用 ・300ml(青):車運転時用 ・500ml(茶):今冬デビュー用 ・ネオプレーンケース(500ml用 掴みやすく、保温力アップ、衝撃を防ぎます) ・500ml (シルバー):冬の行動時…

ソフトシェルジャケット

動きやすく、透湿性、防風性、多少の撥水性があるので春、夏、秋に重宝します。 ・夏は薄手のフードなしのウィンドストッパー®ファブリクスのソフトシェルジャケット。 ・春、秋はフード付きの厚手のウィンドストッパー®ファブリクスのソフトシェルジャケッ…

この時期の役立ち品

スリーピングバッグは春秋はダウン300g、冬は600gを使用しています。 それでは少し寒い時、防寒着をいくつか用意するよりこの商品が便利で、最近活躍してます。 シーツサミットのリ「リアクター サーモライトライナー」 形は一般的なカバーと同じ人形型で、…

ヘッドバンド

ここ数年ずっと愛用してます。最近種類・柄も増えてきました。そろそろ痛んできたので今秋新調しました。 左は通常品(薄手)、右は少し厚手。新規購入は薄手がお勧め。 とにかく便利。 毛帽子だと暑い時、目出帽子の簡易的な代わり、ネックウーマー、イアーバ…

ヨセミテ渓谷

9月中から下旬までアメリカ カリフォルニア州にあるヨセミテ渓谷へ クライミングへ行ってきました。 ここには花崗岩の大岩壁が沢山あり、アメリカそして世界のロッククライミングの聖地でもあります。 エルキャピタン。世界で一番大きな花崗岩の塊。高さ1000…

秋山の始まり

3連休から6日間劔岳東面に入ってました。 日々寒さが増し、日が短くなるのを感じました。 2000m以上では紅葉が始まりました。(左のピークが劔岳本峰、右のピークが八ツ峰1峰) 18日は立山の稜線で小雪も舞ったそうです。 これからは紅葉が綺麗になりますが…

道具について-トレッキングポール・革手袋

■ トレッキングポール 今回の新穂高〜西穂高岳〜奥穂高岳〜白出沢〜新穂高にて、お客様のポールが1本折れました。 トレッキングポールは主にアルミ合金シャフトとカーボンシャフトがあります。 この二つを比較しての話ですが前者は安い・重い、後者は高い・…

好日山荘登山学校 松本パルコ店実技講座 「西穂高岳~ジャンダルム~奥穂高岳縦走」

天気に恵まれ素晴らしい山行となりました。 プレ・スーパームーンをバックに独標への登り。 雲がいい景色を演出してくれました。 秋のさわやかな気温の中、とても良いペースで縦走できました。 スーパームーンと前穂高岳北尾根。

アックスの付け方

夏でも劔岳や穂高周辺のバリエーションに行く時はアイゼン(日:鉄爪、独:Steigeisen、英:Crampons)、ピッケル(日:氷斧、独:Eispickel,英:ice axe)が必要になります。 スタンドードなアックスのザックへの付け方の解説です。 ■ クラシックタイプ ピック…

ヘルメット

数年前はクライミングする人しか使っていませんでしたが、今は岩稜帯を歩く人はかなり多くの割合で使用していて 安全面を考えるとてもいいことですね。落石のみならず転落や転倒した時にも非常に有効です。 登山用のヘルメットは自転車用や他目的のヘルメッ…

夏の終わり

ヨーロッパアルプスでは2000m〜3000mまで一気にロープウエイ等でアプローチできるので、より高い山が楽しめます。 ここはロープウエイで一気に富士山の高さ以上まで。 また上は白い雪山、降りると緑豊かな街と、この変化にも癒されます。 丁度日本でいうとGW…

山のルール

ヨーロッパアルプスに来ていてもうすぐ帰国です。 今夏は地元の人も初めてという位の天候不順な夏でした。 こちらの4000m級の山は、昔から言われている、 早出早帰り、2時間以上は休まずにある程度のスピードで歩く、です。 理由として標高が高いので午後は…

夏山開幕

北アルプスの短い夏山が開幕しました。 劔岳長次郎雪渓 残雪多いので今後は雨、気温上昇に伴う落石、ブロック崩壊に注意です。 今(7/25)はまだ綺麗な雪渓です。 剣岳八峰の五峰(右)、六峰(ABCDフェース) “あー夏山” 雰囲気満載。 テント泊でクライミングはク…

レインウェアが必要な季節

これから秋まではレインウエアが必須なります。 防水透湿製の製品を着てもやはり濡れるし、暑いです。 原因は内部からは自分の汗、外部からは手首・首から雨が少しずつ入ってきます。 しっかり閉めるとまた内部から蒸れます。 対策の一つとして(主に夏山) ・…

北アルプスの雪

残雪期から初夏の山へ。里は気温あがり初夏の雰囲気です。 しかし北アルプスは標高2300m近辺からはまだたっぷりと雪があります。 従って登頂するには底の堅い靴、アイゼン、ピッケルが必要です。 いま一番いい時期なんですが。

嘉門次小屋

上高地 明神池手前にある嘉門次小屋。 ここの囲炉裏と岩魚は最高です。自然と時間が過ぎていきます。

残雪期の北アルプス稜線

厳冬期はなかなか入れない北アルプスの山もGWからは山小屋が開くので入りやすくなります。 しかしこの時期の急な沢・稜線・岩稜は固い雪になり、アイゼン・ピッケルが完璧に使えないと危険です。 靴もまだ冬用と同じ底の堅い靴が必須です。 例えばジャンダル…

伝統技術 1

昔から普通にやっていることで便利なんだけど、今皆意外と知らないこと、気づいていないことを シリーズ(となるか?)で書きたい思います。 基本裏技ではなく昔からある王道技術を紹介します。裏技はやらない方針ですが、たまにでるかも・・・・ ■ ザックの中…

立山黒部

春以降は交通機関が動くので入りやすくなります。 景色大きく海外の山の雰囲気を感じさせてくれます。 扇沢から室堂に入る時は黒部ダムの上を通るので、ダムの全景がわかりませんが、 ダムの上部(黒部湖)、下部(黒部川)から見るとその大きさがわかります。 …

春山の入り口

3連休を境に一気に暖かくなりました。 これからは肌の保護・手入れをしないと大変な目にあいます。 唇が割れるとモチベーション下がります。日焼け止が強いと疲労を強く感じます。 写真は私の使用中のもの。 ある程度値段が高い物の方が効果が高いようです。…

好日山荘松本パルコ店 実技講座西穂高岳独標

風がとても強かったですが、この時期しては冬山の雰囲気たっぷり。 冬山の厳しさが体験できてよかったかと。寒さは隙・弱点をついて忍びよってきます。 とても綺麗でした。次回も

バスケットと収納袋

好日山荘のWEBは充実してます。 そんな中で「おとな女子登山部」は読みやすいですが、「ガイドコラム」は少し堅いですね。 なんで少しソフトに書いてみましょう トレッキングポールのバスケット 大きく2種類に分けられます。 ・トレッキングバスケット(左):…

1/25000地形図

1/25000地形図を購入してすることは (1) 磁北線を引く tanθ=上辺の西ずれ寸法/420mm(新地形図の縦の長さ) この地図の西偏角度(θ)が7°0′なのでtanθ=0.12278 (これは数値電卓で算出するか、WEBや本で求められます) 従って 0.12278=上辺の西ずれ寸法/420mm …

槍穂高

錫杖岳にアイスクライミングに行ってきました。 朝は冷えましたが、日が出るとぐんぐん気温あがり、一気に春モードになりました。 登攀終了後は槍穂高(2014/3/4)が素晴らしい景色で迎えてくれました。 これからの時期は冬山と春山の両方の対策が必要です。 …

南岸低気圧

松本周辺は西高東低時はそれほど雪降りませんが、気温が下がった南岸低気圧の時は大雪になります。2週続けての雪で大変です。 松本は1週間前の雪(50cm位)の上にまた70cm近い雪が降りました。 雪掻き中に新規に積もった雪が滑り雪崩のシュミレーションができ…

冬の行動食

「行動食はなにがいいですか?」という質問受けますが、 基本好きな物がいいです。 私の場合 ■ ベース ・初日の歩行時間(6時間~)が長い場合は おにぎり2-3個 ・上以外は小さい餡パンが5個位入った物。 ■ オプション 写真にあるような物を行動時間、登攀スタ…

八ヶ岳 雪山研修

1/28-29で八ヶ岳に好日山荘の社員研修に行ってきました。 硫黄岳にて。 一見暖かそうですが、少し風が吹いてます。 目出し帽、ゴーグル、フードを組み合わせて対応してます。 八ヶ岳は多くの人が入るので、常にトレースがある感じですが、 冬山の真髄は自分…

アイスクライミング

寒い冬は辛いですが、その代わりに水の多い日本には アイスクライミングできる場所が出現します。 甲府郊外の千波の滝。松本市より標高が低い場所にこんな大きな氷ができるのが不思議です。 50m×3回で登ります。 最終ピッチ。本当は高度感あるんですが。写真…

山の条件

富士山と日の出。 今年の冬山は寒波が頻繁にやって来て、なかなか厳しい時が多いです。 1/6の甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 七合目はマイナス14度でした。しかし風がなく動いていればそれほど寒さを感じません。とても好条件の中登頂できてしまいました。 標高が違っ…

ラッセル

毎年12月になるとクリスマス寒波と年末寒波が順番にやってきて、ぐっと冷え降雪が増えます。 今年はクリスマス寒波の前に南岸低気圧が通過したので、八ヶ岳や南アルプスには結構な降雪がありました。 そんな後は沢沿いのルートは雪崩に注意が必要です。 人が…

バラクラバ

目出し帽 のことです。2000m以上の雪山で風雪強い時は、バラクラバが必須です。 これを被ると暖かいですが、鼻口を覆うと息が苦しくなったり、メガネが曇ったり、息で口の部分が凍ったりと、慣れないと以外と苦労します。 しかしこの形状は何十年も変わらず…

甲斐駒ケ岳 アイスクライミング

甲斐駒ケ岳の頂上直下に突き上げる 黄蓮谷右俣へアイスクライミングに行って来ました。 氷の回廊です。 途中からモナカ雪(表面が堅く、中が柔らかく、踏むとズボッと抜ける雪面)のラッセルに苦しめられ、行きも帰りもヘッドランプ行動となりました。冬は日…