冬山のギアを片付けながら、夏山の準備。梅雨の晴れ間を狙って山やクライミングに行く、そんな時期になりましたね。私も時間が出来たのでデスク回りの書籍の整理をしていたら、この本に目が止まり、読み出したら片付けが止まってしまいました。
おすすめの書籍の紹介です。
『冬のデナリ』
デナリとは、北米最高峰6168mの山。マッキンリーの事です。昨年から公式な名称がデナリに変わりました。※デナリとは先住民の言葉で『偉大なもの』を意味します。
厳冬期デナリ初登攀を目指した8人の登山家達の記録。ガイドのKさんに、デナリに行く際、読んだ方がいいよと勧められた本です。多角的な描写で緊迫感があり、読み応えがあります。読書が苦手な僕でも読み行ってしまう実際のお話。
3年前の今頃、アラスカの氷河でこの本を読んでいたのを思い出しました。
と、いう事でデナリ登山の写真を何枚か。広大な氷河歩き。クレバスに落ちた際の事を考え、パートナーとお互いロープを結び歩きます。
クレバスにドキドキしながら、氷河上でのライディング。5月末でしたが降雪によりパウダーでした。
ウェストバッドレスの稜線。技術的には難しい訳ではありませんが標高が高い為、ここまで上がるのが大変でした。
デナリ山頂からの景色1。
デナリ山頂からの景色2。
デナリ山頂のピン。
多分、5545mのデナリパスからの夕暮れ。
途中の野営地。モーターサイクルヒル。
下山後、セスナでタルキートナまで移動する前。日焼けで顔が真っ黒です。
5月、6月はデナリの登山シーズン、現在は以前好日山荘銀座店でトークイベントをしていただいた日本人エベレスト最年少登頂の南谷真鈴さんも、7大陸最高峰登頂を目指してデナリ遠征中のようです。
話はそれてしまいましたが、この『冬のデナリ』を読むと、ウェストバットレスルートの事がイメージでき、自分もあたかもデナリ登山をしたかのように思えます。
おすすめ書籍の紹介でした。