好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

新年あけましておめでとうございます。 新年にアイゼンを新調!!

新年あけましておめでとうございます。

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既に2018年も8日過ぎてしまっておりますが・・・。「年末年始&三連休と多くのお客様が白馬に訪れて頂き怒涛の毎日でした」という事をご挨拶が遅れた言い訳に。

 

今年の日本海側は雪の降り始めが早く、スキー場関係者にとってはとても良いスタートとなりました。雪山登山を楽しまれる方にとってもとても良い冬になりそうですね。

 

私も多くの登山学校やおとな女子登山部、そして好日山荘の各イベントでご一緒させて頂くお客様と雪山を楽しめることを楽しみにしています!!

(おとな女子登山部からは全く声がかかっていませんが。おじさんは敬遠・・・?)

 

早速、アイゼンを新調しました!!

道具を新調したり、登山の計画を立てるのはわくわくして良い時間ですよね。

 

アイゼンは「サレワ コンビ」を購入。

SALEWAは1935年ドイツ ミュンヘンで設立されたブランドで1990年にはイタリア北部ボルツァーノに移している操業80年を超える老舗ブランド。ドイツの真摯な物作りの技術を背骨にイタリアの斬新なデザインを融合させたSALEWA。 私も3年間ガイドとして住んでいた雄大なDOLOMITESを背景に、山を愛する人たちの為へ純粋な商品を作り出しています。

 

早速自身の愛用靴に装着&調整。

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スポルティバ、マインドル共に相性ばっちり!!

 

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ストラップの余った部分をカット&焼き

*ストラップはバックルから15~20センチ残して切ることをお勧めします。長いストラップのままだと反対の足で踏んで転んでしまったりする危険もあります。購入時に店員さんに良い長さを聞くか、靴をお持ちであればその場で切ってもらいましょう。

 

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切ったストラップの先をニッパやペンチを使ってできる限り薄く、固く。

井坂ガイドは先から数センチ分を瞬間接着剤で固めてるそうです。

工夫することで、手袋をつけたままでもアイゼン装着がしやすく。

*サレワのストラップは他のメーカーに比べると固めなので、切って焼くだけで十分装着しやすいです。

 

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かっちょいい。早くこのアイゼンを履いて雪山を歩き回りたい。

 

皆様是非登山学校で一緒に雪山を歩いて、登りましょう。

登山学校では1月以降も雪山講座が目白押しです。

 

1月11日 大宮店 雪山ギアの選び方&実践テクニック講座(田中担当)

 

1月9日 池袋西口店 雪山初心者講座&雪山中級編講座

 

1月9日 名古屋駅前店 雪山初心者講座&雪山中級編講座

 

1月10日 横浜西口店 雪山初心者講座&雪山中級編講座

 

1月11日 名古屋駅前店 雪山初心者講座&雪山中級編講座

 

1月11日 広島ゼロゲート店 雪山入門講座

 

全国各地開催の実技講座はこちら

 

皆様と素晴らしい雪山でご一緒できることを楽しみにしています!!

ところ変われば。

今シーズンは寒い日が続きます。しかし、雪が少ないですね。西中国山地も例年並みくらいでしょうか。

 様子を見に、ちょこっと登ってみました。ここは登山口にスキー場があるのでアクセスが比較的容易です。雪山のいいところは、登山道に関係なく自由に歩けるところですね。ツボ足だとそうもいかないですが、スノーシューを使えば機動力UP。

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中国山地のような標高が低くて、なだらかな山容はワカンよりスノーシューの方が良い気がします。低山なので雪が重いですし、アイゼンやピッケルは使いませんので。 

f:id:yoshida1487:20180107151940j:plain途中で外れると嫌なので、しっかりと装着します。 

それと、手袋はやっぱりこれ。f:id:yoshida1487:20180107152131j:plain10年近く使っていますが、現役です。ピュアウール100%。メーカーカタログにも、「使い込むほどに手の平がフェルト状になり、手になじんできます」と記載されています。 

この日の気温は、登山口(800m)0度。山頂(1346m)-4℃。少々濡れても、寒くなく、これ1双で十分でした。低山なので、雪が湿ってますし、気温もマイルドですので革のグローブや保温材が入ったものは、蒸れて使いにくいです。

f:id:yoshida1487:20180107162235j:plain今シーズンもまだまだ始まったばかりです。せっかくの雪山シーズンはできるだけ雪に触れて、経験を積んでいただきたいですね。 

ところ変われば、雪質も、使う装備も変わってきます。全国の好日山荘には地元の山を良く知るスタッフがいます。山の相談は、雑誌・インターネットからの情報と合わせて山の専門店もお気軽にご活用ください! 

登り納め&登り初め

明けましておめでとうございます。

年末年始も山に行かれた方も多いかと思いますが、私も大晦日に登り納め、1月5日に登り初めに行ってまいりました。

登り納めはアイスクライミングへ。f:id:isakamichihiko:20180106113014j:plain

 

アプローチ至近のエリアでアイスクライミング初体験のお客様に楽しんで頂きました。
登り終わった後は温泉に直行。冷えた体を温めます。日本の山は必ずと言っていいほど温泉があるので温泉好きの私にとっては天国。
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そして登り初めは愛知県豊田のボルダリングへ。花崗岩なので指にキます…f:id:isakamichihiko:20180106113505j:plain

 

狙いを定めて…
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ジャンプ!!
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アイスクライミングとは違って大胆な動きが気持ち良いです。
個人的には想像以上に成果があって幸先の良いスタートとなりました。

今年も一年怪我無く安全に山で楽しく遊びましょう。

2017年年末 聖岳


新年明けましておめでとうございます!

 

2017年年末は雪山登頂で南アルプス聖岳へ行ってきました。

雪山はやはりテント&ラッセルです。

全て自分達で成し遂げたという満足感があります。

 

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ザックは外に出します。

登山者は他に1組しかおらず、静かで平和な夜を迎えます。

 

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尾根に上がると水が取れないので雪から水を作ります。
春と違いフカフカな雪なので水作りが大変です。
そして雪は草木、ゴミが入っていてかなり汚いのでガーゼで濾します。
翌日の朝、昼分まで大量の水を作ったあと夕食なので、かなり時間かかります。

厳冬期の雪の場合、ガソリン:約180ml/日/人 が一般的な量です。

 

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無事登頂でき、満足いく年末が迎えられました。

 

アイゼン新調

いよいよ2017年も終わりに近づいてきました。皆さんはこの一年どんな山に登りましたか?
私としては、怪我や事故なく無事に仕事が出来てホッとしているところです(大晦日にも仕事があるのでまだですが…)

 

さて、1年頑張った御褒美としてアイスクライミング用のアイゼンを新調しました。

これまで使用していたアイゼン。2本目の爪がかなり短くなってしまいました…
色んな氷や壁で使ったなーとこれまでの山行を思い出します。f:id:isakamichihiko:20171230140821j:plain

 

特に2014年の冬のシャモニでは大活躍してくれました。f:id:isakamichihiko:20171230141958j:plain

 

そしてこちらが新たに購入したアイゼン。カシンのブレードランナー。名前からして格好良い!! 先端の刃を、縦爪にも平爪にもできるオールマイティーなアイゼンです。f:id:isakamichihiko:20171230141113j:plain

 

靴との相性もバッチリ!早速明日のアイスクライミングで威力を発揮してもらいましょう。f:id:isakamichihiko:20171230141418j:plain

 

古くなったギアでは実力を100%発揮することはできません。快適に登山を楽しむためにも消耗したギアは早めに買い換えましょう!

それでは皆様良いお年をお迎えください。

大分県 くじゅうの「御池」凍結しましたよ!

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日本百名山の一つでもある「くじゅう」。
冬の楽しみの一つ、久住山と中岳の間にある「御池」は

冷え込みが続くとが続くと凍ります。
連日続く寒さのお陰で、凍っていますよ。
(氷の上を歩く方は、あくまでも自己責任で。)
今回のコースは人気のある、
牧ノ戸峠登山口~沓掛山~くじゅう分かれ~御池〜中岳 往復。

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(沓掛山より見る三俣山方面。霧氷がビッシリとついています。)

久住分かれにある避難小屋は休憩に最適です。
風をよけることができ温かい食事をとると体が温まりますよ。

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お湯を入れてすぐ食べれるカップラーメンなんかが冬はありがたいです。
身体を冷やさないように温かいお湯飲み物を持って行きましょう。

服装は、
〇ウールのアンダー⇒汗処理、保温
〇フリース⇒保温
〇ソフトシェルジャケット(ハードシェルジャケット)

 ⇒保温を保ち、風をシャットアウト
☆休憩中にダウンジャケットを着ました。

◎ネックゲイター、ニット帽も必須。(バラクラバがあるとなお良し!)
◎手袋は保温のあるグローブ。
◎紫外線対策にサングラス

稜線に出ると風が強く、ジャケットのフードが重宝します。

◎必需品としてアイゼン。

アイゼンを付ける時、素手でさわると手がかじかみます。
グローブを付けて操作できるようにしましょう。

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気温は低く、きれいについた霧氷はなかなか解けず
白と青空のきれいな景色を堪能できました。

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陽が当たるところは下山中には、こんなぬかるみになります。

防寒対策をしっかりして、冬ならではの景色や雪山を楽しみにお出かけください。

 

☆おまけ☆

牧ノ戸登山口から展望台までに続く舗装路が一番ツルツルに凍結します。

アイゼンを付けずに行くと…↓↓↓とても危険です。滑って転倒します。

ケガをしないためにもアイゼン(6本爪がオススメ)は

必ず持って行ってくださいねー。

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日の長さ

1年で最も昼間の時間が短い日である冬至(12/22)が過ぎましたが、
日の出の遅い日は、1月上旬で、日の入りの最も早い日は、12月上旬です。
まだまだ朝は遅くなります。

 

f:id:KatsuhiroYamashita:20171226111928j:plain冬山の暗闇での樹林帯は本当に真っ暗で、前日ルートをチェックしても迷うことがあります。

しかし氷はヘッドランプだけで登攀もできます。


八ヶ岳、南アルプスの雪は最近の晴天で締まってきて減ってます。
年末は低気圧の通過や冬型の気圧配置により山は積雪が増えるかと思います。

何年山に行っても降雪での景色の変化にはびっくりします。