8月上旬の北アルプス穂高へ
↑開通しているパノラマ新道からの涸沢と穂高連峰の景色は抜群!
岩稜登山で最も気を使うのは
不用意に手を出して浮石を落とさない!
浮石を刺激する場所に足を置かない!
またその時靴の踵で浮石を引っ掛けない!
落石痕のあるガレ場の上部の状態を確認!
ガレ場を登り降りする登山者の真下に入らない!
などなど
↑同志社高校山岳部ではあえて誰も歩かないガレ場で丁寧に歩く練習をする 浮石の安定度を観察することはとても大事なことですね
↑浮石だらけのガレ場を超え北穂東稜を登る学生たち
このようなバリエーションルートだけでなく
西穂高〜奥穂高、前穂高〜奥穂高〜北穂高〜南岳も同様に不安定なガレ場が多く
充分な注意と丁寧な動きが要求されます
↑間ノ岳から天狗岳方面への下リはとても気を使います
↑画面上部の浮石を登山者に落とされそうになり危なかった 他の登山者の動きにも注意する余裕が欲しいですね
↑ジャンダルムを越えロバの耳の下降やトラバースも絶対落とせないそして落ちれない
↑先導する井坂ガイド 小さな岩峰を何度も越えて奥穂高岳へ
↑やったー頂上です
でも本当に安心できるのは奥穂高山荘手前のはしごを降りるまで 私が穂高に入山していた10日間にも2件この場所で事故が起きてしまったようです 山荘が見えて緊張感の緩みやすいはしごでの事故、、、本当に無念です
登山者のスレ違いでよけたところ浮石に乗り滑落したと聞いています
ヘルメットを着用していなかったとも、、、
穂高を始め岩稜の山々の景観は素晴らしく
またなんとも言えない充実感に満たされる
登山の楽しさが凝縮されているような環境でもあります
しかし決して気をぬかず自然の観察(空、雲、風、岩など)で状態をチェックし
また近隣する登山者との間隔や動きの観察も怠らず 楽しんで欲しいものです
穂高の現場の声も参考に皆さん残りの夏山をエンジョイしてください