一口に「アックス」と言っても、いろいろな種類があります。
私が所有している物を紹介していきましょう。
下段左から
①ペツル サミテックマルトー 43cm
サブアックスとして。ピトンを打つことが出来るので、冬季のバリエーションに便利です。
②クライミングテクノロジー ハウンドG 55cm
丈夫な「Tグレード」ですが軽量。シャフトがカーブしているので
急な傾斜でも使い易く設計されています。縦走やバリエーションでの今年の主力。
③グリベル ジョラス 55㎝ (旧商品)
こちらも「Tグレード」ですがハウンドGに比べると重い。ストレートシャフト。
しかし時には重い方が堅い雪にも刺さりやすくて良い場合もあります。
上段左から
④ペツル クオーク
氷や雪壁が混じっているなど、さまざまなシチュエーションが想定されるルートに使用。
手を掛けるためのグリップレストなどを取り外せるので、対応する幅が広い。
⑤ペツル ノミック
アイス、ミックスクライミング用。クオークよりシャフトのカーブが強く、
強傾斜に対応してます。
ハンドルの下が丸っこいので雪に刺しづらい。堅い雪なら全然入らないので
クライミング専用として考えた方が良い。
このようにアックスにもいろいろな種類があるので、ルートやコンディションに合わせて
選択することが重要です。
ゆるい傾斜の斜面で短いアックスを使っていてもしんどいですし、
きつい傾斜で長いアックスを使うのは使いづらいし危険です。
ちなみに私井坂は身長178㎝で55㎝のアックスを使用しています。
参考までに。。
次回はクランポン(アイゼン)の説明をしましょう。
では。