【日程】8月11ー13日
【登山形態】ガイド登山
日本屈指の難コースとして知られています。
単独の男性登山者、2〜3名のグループ登山者がほとんどでした。
滑落の危険がある場所には、鎖やハシゴがしっかり備えられています。
しかしミスは許されないルートですよね。
私たちは南岳から氷河公園を経由して下山。
逆さ槍を楽しむ事もできました。
さてこのようなルートを安全に通過するために
どのような考え方、歩行技術をもっていくほうがよいでしょうか
【ポイント】
まずは天候の変化に細心の注意を!
→ガスがかかってルートミスをすることや雨が降って岩が滑りやすくなる事は
登山者の技術で対応できる事。でもできるだけ避けたいですね。
→対応できない事は、雷!こればかりはまったく読めません。
明らかに雷鳴がきこえたり、AMラジオの雑音が多ければやめましょう。
登山の基礎技術、岩登り技術を習得しておきましょう
→登山靴での岩場登りに慣れて置く事で、大キレットの怖さは大きくかわるものです。
三点確保、靴のグリップ性能の限界、細かなホールドやスタンスにのる自信、ルート上の浮き石の確認や処理
など身につけておく事で、安全性は大きく変わります。
岩場を上手に歩く
→あまりに力んで歩くと登山歩行はバランスが悪くなるものです。
→例えば上写真のようにひとつの石にのらずに3つの石の間に足を入れて垂直を保っています。
→体重をかけずに見た目や足で、石の浮き具合をチェック!確かなら母子球を軸にして足を移動
難所やガレ場の歩行は慣れるのが一番!
でも事前に登山技術を学ぶ事でより確かな慣れになっていくものです。
まだまだ夏山シーズンが続きます。みなさまお楽しみ下さい
もうひとつ!
8月13日南岳小屋(標高3032M)の朝の気温は、7℃!
アルプスの山々は町では考えられないくらいに涼しい!
いや寒いです。これから気温は下がっていきます。
アルプス登山の際には防寒着をお忘れなく!