好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

酸いも甘いも

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雪山始めの足慣らしで蓼科山へ。高気圧に覆われたこの日は前日までの寒い日とは変わり青空と太陽が眩しい1日でした。気温は山頂で約マイナス12度、Mの風(8〜11m)で体感はマイナス20度くらい。
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休憩時はダウンを着用しなければならない感じですが、日射があると随分暖かく感じますね。
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前日は硫黄岳へ。寒気流入に伴い八ヶ岳らしいドライで刺すような厳しい寒さ。風雪を伴ってましたから体感でマイナス30度!同じ山域の山でもコンディションが変われば厳しさは全く異なります。
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行動中のレイヤリング、 なぜキープドライなのか?パッキング、ギアの出し入れ、なぜ行程を予想するの?なぜ素早く作業を行わなければならないのか?それらを身体でリアルに実感するには充分すぎるコンディションでした。バラクラバ、オーバーグローブ、サーマルレイヤー、ゴーグルが大活躍。
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休憩時は山側を向いてバケツを。雪山の基本。
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こんな青空の日に雪山に行きたいですが、厳冬期は名前の通り、厳しい方がスタンダード(笑)酸いも甘いも噛み分け、適切な判断が出来るようになるのがよいですがそうなるには時間がかかります。まずは良い行動習慣を身につけ実践する事が大切です。この冬もリスクを軽減して雪山を楽しみましょう!