好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

私の好きな山。この夏行きたい山。Vol. 06 「塩見岳」

南アルプスは赤石山脈ともいい、遠くから山々が赤く見えるからだとか。実際に稜線には赤いチャートの露岩が多くあり、なるほど!と思います。南アルプスには多くの3000m峰がありますが、この塩見岳は兜(かぶと)にも似たドーム形の独特な山容で、どっしりした姿は親分という感じです。3,046.86mの二等三角点は西峰にあるので、ちょっと高い東峰には三角点が無く少し気の毒です。

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三伏峠には整備されたキャンプ指定地がある三伏峠小屋があります。

 表示 三伏峠から

赤い正体はチャートと言われる珪質の放散虫遺骸が太古に積もったもので、海洋プレートに乗って日本列島に到達したものです。それが3000mの稜線まで押し上げられたのですから、びっくりです。

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塩見小屋はこじんまりと昔ながら雰囲気です。トイレブース式なので爽やかに使うことができます。

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塩見岳の塩はどこからついたのでしょうか。私としては麓の大鹿村鹿塩で産出する塩水から山塩を産出していたからだと思いたいですが、あんなに大きな山の名前が一地域からの呼び名で付けられたのか、少し心配です。

北アルプスが花崗岩溶結凝灰岩など火山性の山々が多い一方、南アルプスは石灰岩やチャートなど海洋生物由来の岩石も多くみられます。小屋も少なく、担ぐ力、歩く力など登山者に求められるものも多いですが、その分、充実する事でしょう。長い休みが取りやすい夏休みにこそ、いかがですか。

加藤ガイドのHP を更新しました。山の写真、鉱物の写真、蔵書の写真を更新、花・キノコ・水滴など写真などを中心に掲載しています。

登山研修所友の会2014/5/3 更新しました。役立つ情報がたくさんあります。