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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

使ってみました! VOL.6 ポーラテック®パワードライ®

道具について ★加藤智二

バーグハウス社が出している「SMOULDER HOODY JACKET  (スモールダーフーディージャケット)」を最近使っているのですが、これが中々の優れモノなのです。素材に ポーラテック®パワードライ® を使ったフルジップのフーディージャケットで現在、私のウェアの中で最も大活躍中のアイテムです。

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日本の雪山は標高が低い樹林帯の登りから森林限界を越えると強風に晒されるハイマツ帯や岩稜帯まで、極端な環境変化があります。
私は運動負荷と気温変化に応じて、効率よく体温調整ができることを重要に考えています。

      

鍬崎山_RIMG6673.jpg     深雪のラッセル

鍬崎山_RIMG6651.jpg      樹林帯

伯耆大山_RIMG18861.jpg   凍てつく稜線で

このフリースウェアはアンダーウェアを通して伝わる汗を吸い上げ拡散する能力が素晴らしく、裏面が碁盤の目のようになっていることで通気性も高くなっています。ウェアがすっかり汗で濡れてしまっても立体的な構造のおかげで汗冷えを感じにくいのです。本来、液体が気化するときには熱を奪うので寒くなるのは仕方がないのですが、この立体構造は軽量化だけではなく効率的に汗を蒸発してくれているのです。

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まあ、例えるなら緑豊かな森林といったところでしょうか。ストップ&ゴーを繰り返す登山では体への負担を緩和できる機能ウェアが必要なのです。

優れたウェアは運動負荷の高いアプローチや樹林帯で多量にかいた汗をどんどん吐き出してくれ、上部に到達したときには気にならないくらいに乾いているので、安心できます。もちろん運動負荷や環境変化を的確にとらえて、ジップ調整、レイヤード調整、登高スピード調整をするのは当然ですが、より大胆に激しく行動できることが登山のスピードアップ=安全に直結する登山もあるのです。

フードを被りフルジップを口元まで引き上げると首と頭部からの体熱の放散が減らすことが簡単にできます。この上にウインドストッパー重ねることで、強風の中での登山活動の強い味方になります。腕の上げ下げなどストレスなく動きもスムースなレイヤードです。

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レイヤードシステム最下層の直接肌に接するアンダーウェアですが、最近は汗の濡れ戻りを防ぐコンセプトの「ドライレイヤー」を着ることも多くなりました。雪山ではメリノウールを使ったアンダーは安心感があり、組み合わせることもあります。

中間層にこの SMOULDER HOODY JACKET (スモールダーフーディージャケット)」を着るパターンです。ゴアテックスプロシェルを使ったハードシェルは当然バックパックの取り出しやすい場所に入れておきます。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。