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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

雪山でのルートファインディング

北アルプスもすっかり春の陽気ですね。

私の住む白馬村も日中は10℃を超える日が続き、スキー場でも薄着で春スキーを楽しむ方が増えています。

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 4月~6月は雪山に初めてチャレンジする登山者、雪山初心者にとっては、待ちに待った季節になりましたね!!

ただし、厳冬期に比べると比較的安全に入れるイメージがありますが、まだまだそこは雪の山。「雪崩」「踏み抜き」「滑落」等の危険、そして、急激な気象変化による「道迷い」「低体温症」という危険もあることを忘れないようにしないといけないです。

前回の「雪崩」に続いて、3月上旬に「雪山での読図」という講習を開催しました。「読図は勉強したので、夏道に沿って歩けるようになった!! でも、道が隠れたらどうするの???」 という悩みを解決する講習会でした。写真で講習会の様子をアップします。

  

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①道が見えないなら、出発前に地図上に道を書き入れます。

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②視界があるうち(ホワイトアウトする前、樹林帯に入る前、道に迷う前)に自位置、目的地の方向、周りの地形を確認します。

 

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 ③事前確認したイメージ、地形、標高、植生、目視、方位等参考になるものすべてを使ってルートファインディング。

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④講習ではご参加者が順番に先頭に立って、実際にルートファインディングして頂きました。

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⑤地図上で定めた地点に各自で移動。ピンポイントでたどり着けるかな?

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⑥白馬の集落に戻ってきたーーー。森の中をさまよいながらもちゃんと目的地に帰ってきました!!みなさん素晴らしい!!

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⑦自分でルートファインディングが出来ると楽しめる山の世界が広がります。何より、自分で読図しての登山は達成感が高く、楽しい!!

 

講習会では、道を見つける、道に迷わないようにするための難しい技術、方法も解説、練習していただきました。が、実は、難しい技術よりも簡単に実践できて、難しい技術よりも大切なことがたくさんあります。

例えば「こまめに自分の位置を確認する」 「時々来た道を振り返る」 「休憩した際に、休憩場所の周りに何らかの目印になるものを見つけておく」 「万が一の際の逃げ道(エスケープルート)」を確認しておく」等です。

どれもとても簡単なことですが、これを登山中にやっておくと、万が一、道に迷ったり、ホワイトアウトしてしまった際に、正しい道に戻る、正しい道を進む際にとても役に立ちます。反対に、道に迷ってから、ホワイトアウトしてしまってから対応するのはとても難しいです。

大切なのは「見えるうちに、迷う前に、確認しておく」ということです。

 

3月29日に今回ご紹介した読図の実践講座の第2回目を実施します。ご興味がある方は是非ご参加ください。