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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

雪崩に遭わないために。

★田中敦

初めまして!!新たに好日山荘登山学校ガイドチームに加わりました田中敦と申します。

好日山荘登山学校会員の皆様、そして、全国の登山愛好家の皆様が「安心安全」に登山を楽しむお手伝いができるように頑張ります。よろしくお願いします!!

 主に白馬周辺の山で講座を実施していますが、すでにいくつかの講座を担当させていただきました。その講座の題目について少し紹介します。

 2月14日に開催した「雪崩対策」の講座。「雪崩」その言葉を聞くだけで怖くなってしまいますね。でも、冬山には夏にはない素晴らしい景色、達成感、静寂等、様々な魅力があります。なので、みなさん「雪崩が怖い」=「冬山にはいかない」とはならないですよね? では、雪崩に遭わない(遭うリスクを減らす)ためにはどうすればいいのでしょうか?

白馬三山と栂池自然園.jpg


 

 

 

 

 

 

 

 

雪崩は、3つの要素が揃うことで生じると言われています。従って、この3つを理解するとリスクの軽減が可能になります。

 

3つの要素を簡単に記すと

 

①雪(積雪)

降り積もった雪が、どのような状態に変化すると良い(安定する=雪崩れにくい)のか、もしくは、悪い(不安定=雪崩れやすい)状態になるのかを学ぶことで雪崩の発生確率を予測することが可能になります。

 

②地形

どれくらいの斜度で雪崩れやすい?どの方位の斜面が雪崩れやすいのか?尾根と沢はどちらが雪崩れやすい?そして、雪崩れた場合どちらにいる方がリスクが高い?どのような植生の場所が雪崩れやすい?風の影響は?

 

③人(行動)

 ①、②の要素で「雪崩が起きやすい」状況になっている場所に、人が係るかで、実際に雪崩が起こってしまう可能性があります。

また、実際に雪崩が起きてしまった際に、どのような行動をしているかで、重大な事故になるか、ならないかの結果が変わってきます。

 ①~③のどれも理解するのは難しいですが、特に①の雪を理解するには厚さで3センチはあるような本を読み、理解する必要があるので多くの方がここで断念してしまうことが多いです(真面目な?日本人はなぜか難しい部分から勉強しだすのです)。それに対して、②の地形、③の人という要素は雪を学ぶよりは割合理解が容易にできます。技術書でもテキストで描いて説明されていることが多いので、本を見るだけでも理解しやすいということもあるのかもしれません。

 そして雪の状態に関してはありがたいことに「日本雪崩ネットワーク(Japan Avalanche Network)」のHPにて、当会の会員の方々が、主な地域の雪の状況をレポートしています。ご自身が行く先の山の雪情報を確認してから行くこともお勧めです。

 好日山荘登山学校では、以下の日程で雪崩に関しての机上講座・実技講座を開講します。ご興味のある方は是非!!

机上講座 : 3月15日にグランフロント大阪/3月16日に名古屋栄店 

実技講座 : 3月28日に白馬周辺の山中