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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

ピッケルの長さ

ソロリソロリと雪の季節がやってきています。雪のある山で必要な装備の中で、最も象徴的なものはピッケルかもしれません。最近ではアイスアックスと呼ぶ方も増えてきました。

 クライミングテクノロジー社の最新モデル 

写真のピッケルたちは全て、オールラウンドに使用できるモデルです。左二つの黄色いモデルは最も軽量な「ハウンドG」、赤い二つは最も雪上の一般縦走に適した「アルパインツアー」で、左から50cm、55cm、60cm、65cm の長さです。初めて購入する場合に購入するならば、このような雪山一般縦走に使えるモデルから選ぶことをお勧めします。

雪面にシャフトを付き強風時や不安定な雪上で支点として使う場合が最も多いのです。傾斜がさほどでもなく感じて気を抜きやすい斜面でこそ、杖=支点の出番です。シャフト長は身長から100cm前後引いた長さで、ピッケルを手に持ち下げたとき、石突がくるぶしに達するくらいが無難でしょう。最初の一本は60cm~70cmから選ぶと良いです。

風はいつも一定で吹いているわけではありません。強風と強風の合間に風が弱まるタイミングを見計らって、危険地帯から退却することも大切な登山技術です。風に強弱があることを「風が息をする」といいます。

様々な登山を積み重ねていく中で、急峻な雪壁を登るので 50cm~55cm前後といった短いシャフトのピッケルを選ぶこともあります。森林帯や緩傾斜帯ではトレッキングポールを併用することもあります。しかし、初めての雪山登山で50cmのシャフト長のピッケルやアイスクライミング用のアックスは要りません。

写真のようにシャフトがピック側にカーブしているモデルが多く見かけるようになりました。これは登高時、進行方向にブレードを向けたピッケルのシャフトを雪面に差し込みやすいメリットがあります。下降時、ピックが雪面側に向けた(=進行方向にブレードを向ける)時にも同様な効果があります。傾斜がきつくなったり、氷のように堅くなったり、シャフトがいつも十分に差し込めるとは限りません。状況に応じてピックを常に雪面側に向け、いつでも自己確保体制をとることもあります。

重要なことは自分の持っているピッケルに馴染み、状況に応じて臨機応変に使いこなす習熟が必要ですが、日本は「雪の国」なので、身近な雪山から高山まで楽しめる山はたくさんあるのでうれしいですね。

雪山を安全に楽しく登るには知識や装備が大切です。装備の質問や説明会・机上講座は下記が予定されていますので、各会場にお申し込みください。

グランフロント大阪 マウントラボ会場12/2 PM4:00~5:30 & 18:30~20:00 12/19 PM4:00~5:30 & 18:30~20:00

神戸本店 アネックス会場12/10 PM18:30~20:00

銀座店 風月堂2F会場 12/22 PM18:30~20:00  12/23 PM18:30~20:00

日帰りのアイゼン・ピッケルの使い方を学べる企画を2015/1/18 (日)伯耆大山で開催します。スノーシュー企画と同時開催となり、バス移動は一緒となります。お申し込み時アトラストレックに「加藤ガイドの雪山基礎講座」とお伝えください。

雪の百名山へいこう!.pdf もご確認ください。

加藤と一緒に冬の木漏れ日ハイク 12/18   石老山(694m)に登ろう。奇岩や奇石を見ながら冬の低山を加藤と歩きましょう。

加藤と一緒に雪の百名山 12/27-30 甲斐駒ヶ岳(2967m)、仙丈岳(3033m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/2-1/3 蓼科山(2531m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/11-1/12 伯耆大山(1729m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 2/7-2/8 金峰山( 2599m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 2/27-3/1 焼岳(2455m)に登ろう

加藤ガイドのHP には登山企画 と 山の写真、鉱物の写真、花・キノコ・水滴などを掲載しています。

登山研修所友の会は役立つ情報がたくさんあります。