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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

樹氷ってどんなもの?

山の自然学 登山に関するイベント情報 ★加藤智二

一般的に樹氷・粗氷・樹霜の3つを総称して霧氷といいます。

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霧や雲の粒は直径が、0.01~0.03ミリメートル程度の微小な水滴です。このような小さな水滴になると0℃以下の温度、マイナス10度や20度になっても凍結しないで液体の水のままでいます。このような状態を「過冷却」しているといいます。空気中を浮遊している過冷却された微小な水滴は樹木など事物にぶつかるなどのきっかけで瞬間的に凍ります。それが「霧氷」なのです。

樹氷は冬の山に行った時に見ることができる最もポピュラーな霧氷の型です。過冷却微小水滴が次から次へと衝突してはその場で凍結して成長していきます。ですから風上に向かって成長していきます。その密度は0.6g / 1㎤ で、木の枝にできた樹氷は強い風が吹くとショックで脱落してしまいます。 

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 奈良県三峰山「樹氷」

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 エビの尻尾「樹氷」

粗氷型の霧氷は透明な層と不透明な層が交互に成長した翼状になるようです。その密度は0.6g以上 / 1㎤ で樹氷型より硬く丈夫なようです。

樹霜型は、空気中の水蒸気が昇華して樹木の幹表面などに付着した樹枝状ないし針状の結晶です。

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「樹霜」

山で出会うもう一つの型に.「雨氷」というものがあります。これは透明で表面が滑らかな氷でその密度は0.9g以上 / 1㎤です。ほぼ純粋な氷と同じです。ちなみに液体の水は4℃が一番重く、密度は1.0g以上 / 1㎤です。0℃の水は4℃の水より軽いです。

  表示  「雨氷」

冬型の気圧配置になって、冷たい空気が山々に流れ込むこれからの季節は様々な氷の芸術を見ることができます。

雪山を安全に楽しく登るには知識や装備が大切です。装備の質問や説明会・机上講座は下記が予定されていますので、各会場にお申し込みください。

グランフロント大阪 マウントラボ会場12/2 PM4:00~5:30 & 18:30~20:00  12/19 PM4:00~5:30 & 18:30~20:00

神戸本店 アネックス会場12/10 PM18:30~20:00

銀座店 風月堂2F会場 12/22 PM18:30~20:00

日帰りのアイゼン・ピッケルの使い方を学べる企画を2015/1/18 (日)伯耆大山で開催します。スノーシュー企画と同時開催となり、バス移動は一緒となります。お申し込み時アトラストレックに「加藤ガイドの雪山基礎講座」とお伝えください。

雪の百名山へいこう!.pdf もご確認ください。

加藤と一緒に冬の木漏れ日ハイク 12/18   石老山(694m)に登ろう。奇岩や奇石を見ながら冬の低山を加藤と歩きましょう。

加藤と一緒に雪の百名山 12/27-30 甲斐駒ヶ岳(2967m)、仙丈岳(3033m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/2-1/3 蓼科山(2531m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/11-1/12 伯耆大山(1729m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 2/7-2/8 金峰山( 2599m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 2/27-3/1 焼岳(2455m)に登ろう

加藤ガイドのHP には登山企画 と 山の写真、鉱物の写真、花・キノコ・水滴などを掲載しています。

登山研修所友の会は役立つ情報がたくさんあります。