読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

どんぐり 見つけた!

山の植物について 山の自然学 ★加藤智二

今頃、山々を歩くと足元にドングリや栗のイガを見つけることができます。

f:id:katomoji:20150825173314j:plain

 表示 ミズナラ実 ブナ科コナラ属

f:id:katomoji:20150825173338j:plain

 表示 栗 ブナ科クリ属

私は「ドングリ」について、ドングリなる木という程度でしかわかっていなかったのですが、栗(クリ)が食べられる一方、食べられないブナ科の実のことをドンなクリ=ドングリ というふうに言っているようです。

今年はツキノワグマの里で起こす被害がたびたびニュースに登場しています。そのまま食べても毒素である「タンニン」が少ないブナはツキノワグマも大好物。昨年2013年が豊作でしたが、どうも今年2014年は裏年で実の出来が悪いようです。更に、今夏に大発生したマイマイガによる食害が様々な「山の幸」の出来を悪くしているという説もあります。

ドングリに「タンニン」が含まれるのはなぜなのでしょうか。植物が動物にとって害となる成分を身に付けるたのは、生き残り戦略で、長い年月をかけて獲得したと考えられます。物理的にトゲトゲを獲得したサンショウ や ハリブキみたいなものもあります。

f:id:katomoji:20150825173611j:plain

 表示 ハリブキ

ところで、ブナなどの木々に豊作(表)と不作(裏)があるのはなぜなのか?最近、自分としては納得できる説を耳にしました。

樹木は森の動物たちに食べられることを織り込んでいて、大量に実をつくり生育範囲を拡大させます。食べ残された運が良い実が発芽するわけです。豊作の年は様々な動物が豊富な栄養の恩恵にあずかります。その結果、動物たちの数は増えます。

裏年になると、前年までに増えた動物たちは当然餓え、生息数を減らすことになります。数年にわたり不作が続いて十分に数が減ったところで、豊作になると食物の需給バランスはどうなるでしょうか。食べ残し発生が多くなり、たくさんの芽生えが期待できる。という説です。

加藤と一緒に雪の百名山 12/27-30 甲斐駒ヶ岳(2967m)、仙丈岳(3033m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/2-1/3 蓼科山(2531m)に登ろう

加藤と一緒に雪の百名山 1/11-1/12 伯耆大山(1729m)に登ろう

加藤ガイドのHP を更新しました。登山企画と山の写真、鉱物の写真、花・キノコ・水滴などを掲載しています。

登山研修所友の会は役立つ情報がたくさんあります。