好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

四国の山 東赤石山と別子銅山

四国は中央構造線が東西に貫いており、愛媛県東部にある東赤石山は法皇山脈の最高峰です。鉄分が酸化され赤茶けた「かんらん岩」が剥き出しの荒々しい岩峰、その赤い岩山から名づけられました。

 表示 2013/4  赤石山荘から

地質的には三波川変成帯に位置する東赤石山一帯には超塩基性岩が広く分布する「かんらん岩体」と呼ばれ、エクロジャイトなど高圧下で生成した変成岩があります。登山口にある石碑も見ておくとよいでしょう。

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縦走を続け、西赤石山の稜線から別子銅山への登山道には「アケボノツツジ」が咲きほこります。ベストのタイミングで行ってみたいのですが、今年も訪れることはできませんでした。

別子銅山は住友家が経営し、住友財閥の礎となった鉱山です。1691年から採鉱が始まり、1973年に閉山するまで、日本の公害・煙害との戦いでもありました。

別子銅山の鉱床は、変成岩(三波川変成帯)中に現れる層状含銅硫化鉄鉱床です。これは海底火山などの活動にもたらされた熱水鉱床の一種と考えられ、海洋プレートと共に日本列島へ潜り込む際に日本列島に付加されたものです。純度の高い黄銅鉱・黄鉄鉱が産出されました。

 表示 別子銅山の鉱石

登山を満喫した後にマイントピア別子に立ち寄ると日本の近代産業の発展、公害問題、環境技術への取り組みも学べるのでお勧めします。産業遺産としても一見の価値があります。

加藤ガイドのHP を更新しました。山の写真、鉱物の写真、蔵書の写真を更新、花・キノコ・水滴など写真などを中心に掲載しています。

登山研修所友の会2014/5/3 更新しました。役立つ情報がたくさんあります。