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好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

縦走用ピッケル / アックス のリーシュの付け方

装備について ピッケル 道具について ★加藤智二

 

この時期、ピッケルを持って雪の山々に出かける機会も多いかと思います。ピッケルの各部の名称をおさらいしておきましょう。私たちが馴染んでいるピッケルという呼称はドイツ語由来の「Eispickel」からきていますが、最近では英語の「ice axe」=アイスアックス と言う方も増えてきました。

シャフト:柄の部分で同じモデルでも50cm~75cm程度と幅があります。初めて購入するオーソドックスなタイプは60~70cm 程度を選び、二本目に50cm~60cm程度で腕の長さ程度を選ぶのが一般的です。

ヘッド:柄の上端に付いている金属製の頭部をヘッドといいます。

ピック:ヘッドのうち、細く尖った方の刃をピックといいます。

ブレード:ヘッドのうち、広がった方の刃をブレード

石突:スパイク、シュピッツェとも言います。柄の下端に付いた尖った部分のことです。

リーシュ:流れ止め、テープでピッケルと自分を繋ぐものです。

さて、今回は リーシュ についてです。縦走ではピッケルは左右の手で持ち替えるのが普通なので、別売りの「たすき掛け式ピッケルリーシュ」をオススメしています。簡単に言うと雪の斜面を斜めに登るときは斜面側の手でピッケルを持ち、シャフトを雪面に突き刺し、滑落を防ぎます。

ピッケルとの連結でうっかりやりがちなのがヘッドの上部をリーシュの一部が跨いでしまうことです。写真はいけない例です。

下の写真はダメな例:硬い雪面ではハンマーで叩いたり、アイゼンを履いた登山靴で踏みつけます。f:id:katomoji:20150902170628j:plain

登山ルートに氷河などがあり、時には氷雪壁を素早く、ピッケルを打ち込みアイゼンの前爪を使い通過することを想定している海外から輸入されるピッケルには、あらかじめ手首を通すリーシュ付きで販売されるモデルも多くみられます。

そのようなモデルであっても、日本の雪山では先に紹介した別売りの「たすき掛け式ピッケルリーシュ」を装着したと同じような形(スリングカラビナで連結するなど)にする方が、メリットは大きいと思います。

全ての用具に言えることですが、しっかり意識して使うのが大切です。 頭ではなく体に染み込ませるまで練習を繰り返したいものです。

ピッケルであれば、私は常にしっかり持ちプラプラさせない、シャフトを指すときは確実に差し込む、など自分の腕と一体になることを意識しています。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。