好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

日が短い季節、ヘッドランプについて

先日、素晴らしい満月を見ることが出来ました。

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ヘッドランプ、の私流使い方:をご紹介します。

まず、電源を入れてから弱い光に変更します。私たち動物の目は慣らすことで、少ない光でも見ることが可能になります。明るさに応じて瞳孔径が変化する機能は網膜に投射する光量の調整するカメラの絞りみたいなものです。

満月の晴れた夜ならばヘッドランプなしでも夜道を歩くことが出来ます。この時の明るさは0.25ルクスといわれています。ヘッドランプの明るさでいえば7ルーメン程度あれば、2m先の登山道を歩ける程度に照らせるということです。最近のLEDヘッドランプは100ルーメンが普通となっています。

シンプルな登山必需用品ですが、明るく高効率の最新ヘッドランプ、発光強度を上手に調整して使いたいものです。

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私は200ルーメンを最大とするタイプを最も弱く調整して使い、夜目に慣らしたうえで必要に応じてより明るくしてルートを探します。注意したいのは明るく照らされた部分を注視したり、光線を直接眼球に入らないように注意することです。

ルーメン(lm)、ルクス(lx)は、どちらも明るさを示す単位です。しかし、それぞれが示す意味の違いですが、ルーメンは「照明器具自体の明るさを示す単位」で日本語では「光束」とも言います。ルクスは「光に照らされた面の明るさ」を示す単位です。つまり、器具の持つ明るさを比較する時はルーメンの数値を確認します。

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乾電池を使う器具全般で注意しなければいけない点があります。使用しないときは器具から電池を外しておくのが基本です。アルカリ乾電池は使っていないときも放電し、電池内のアルカリが化学反応してガスを発生させて液漏れを起こすことがあります。器具を稼働させることが出来ないほどになる過放電状態を放置しておくと電池内部に水素ガスが発生します。乾電池内のガス膨張による破裂を防ぐために安全弁が開くのですが、その時、電池外に漏れるアルカリ液で基盤が腐食したらその器具は故障してしまいます。この液が人体に有害です。冬にアバランチビーコンを出してみたら、液漏れしていたとしたら悲惨です。

 加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。