好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

これはホシガラスの食卓ですか?

南アルプス千枚岳から荒川東岳(悪沢岳)のハイマツ帯では冬に向えるこの時期、ホシガラスが必死にハイマツの実を食べていました。

 拡大表示 ホシガラス きょろきょろと周りを警戒しています。

 拡大表示 この付近には10羽ほどがテリトリー争いをしていました。

 拡大表示 登山道わきの食卓

ホシガラスはハイマツ帯に入り込み、松ぼっくりを咥えてここに運んで食べているようです。ハイマツ帯で松ぼっくり加え損ねたら、拾い上げられないからでしょうか。

 拡大表示 広々したところなら栄養が詰まった松の実を確実に食べられます。

 拡大表示 拡大しました。ハイマツの種は意外にむっちりと大きいです。普通の松の種のように風で飛びやすくする羽がありません。

さて、椹島から千枚小屋に登る途中で松の大木が目につきます。これはチョプセンゴヨウマツで、これも山の動物の御馳走のようです。鳥なのか小動物であるのかはわかりません。松脂がすごいのでどうもまずは梢からちぎり落として、地面に晒しておいて食べているようです。梢に付いてゐる時に食べたら、口の周りがベタベタになること確実です。

 拡大表示 白いのは松脂です。触ったらベタベタでした。

 拡大表示 誰が食べたのでしょうか?

今回の山行は9月、可憐な高山植物も実りの秋を迎えていました。沢山の種からどのくらいの種が芽を出すのでしょうか。環境の変化が激しい21世紀、そんな心配を少しながら帰ってきました。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、自然、花、地質、鉱物などを載せています。