好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

断層?

先日、六甲山有馬温泉から氷瀑のある沢に行ったところ、その沢筋は随分と荒れて沢には斜面の表層が崩れて樹木が覆いかぶさっていました。花崗岩が随分と脆くなっているようです。

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六甲山地質分布図を見てみると、六甲山頂の北、有馬温泉の南にあたるこの一帯は南西から北西に走るいくつかの断層が走っています。湯漕谷断層、射場山断層の二つがあるようです。

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百閒滝に向かう小さなゴルジュに入る手前、右手からの沢に灰色粘土質みたいに見えるのは、もしかしたら湯漕谷断層ではないかと思った次第です。

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布引貯水池遊歩道脇に「布引断層」を説明する看板があり、フェンス越しに粘土のようにグズグズとなった様子が見ることができます。

日本は大きな4つのプレートが押し合い、もぐりこむ位置にあるため、実に多くの地殻活動が身近にあります。断層と聞くと恐いものと思ってしまうのですが、古来より現在まで、山間部では断層に沿って平地があるため、村落ができ、街道が通っているのです。

関西で有名な「鯖街道」は活断層として有名な花折断層に沿って、若狭湾で取れたサバを徒歩で京都に運んだ道なのです。