好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

見上げてみよう 空は何色?

昼間、雲のない時、高い山の上から空を見上げると青い空がもっと濃く見えますね。そして朝焼けや夕焼けはなぜ、空を赤く染まるのはなぜでしょうか。

ヒマラヤトレッキングで有名なカラパタールから見たエベレスト 撮影は1984年

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ポジフィルムに閉じ込められた空の色は紺色になってしまいました。
 大気には窒素分子78%、酸素分子21%が含まれます。これらの分子は常に自由に運動振動していまいす。虹をみてもわかるように太陽光線には様々な波長の光が含まれます。小さな分子に光があたると、光は四方八方に散乱します。波長が短い青色ほど散乱しやすく、波長の長い赤色は直進性があります。私たちの目には青色の波長がより多く目に入ってくるので、日中の空は青く見えます。

 

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 太陽が地平線に近い朝夕も、同じように太陽光が散乱されています。では夕焼けや朝焼けの空はなぜ青くないのでしょうか。

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 青い光が最も散乱されやすいのですが、朝夕、太陽光は地平線方向からやってきます。つまり、太陽光が地球大気を通過する距離が昼間より長いのです。最も散乱されやすい青い光が拡散してしまいます。太陽光線が私達のいる場所に届いくまでに大気中のチリやホコリによる散乱も加わるため、青色は無くなり残りの赤色成分が多い色で構成された光が私たちの目に届くのです。その為、空は青から赤までグラデーションに染まるのです。

春になると黄砂や春霞みが話題になりますが、空気の澄む今の季節、寒気に負けずに山に出かけて空を見上げてみませんか。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。

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