好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

地形図を見るその1:尾根と沢 (ピークとコル)

良くハイキングに出かける山の地形図2万5000分の1を買って来ましょう。大きな書店で販売しています。最近ではWEB上の「地理院地図」で印刷している人も多いかと思います。
  山は尾根と沢で構成されています。地形図を買ったならば、水色の線で描かれた沢を探してたどってみます。
○○川と具体的に描かれた沢も上流に行くにつれて細くなり消えてしまいます。でも、実際には水が流れている事が多いでしょう。
更にどんどんたどると幾つかに枝分かれして稜線に消えていきます。


さて、今度は同じ高度を結んだ線が等高線だということを思い出して下さい。
○○山と山名が書かれたピークを探しましょう。名前が印刷されているくらいですから、○○○mと標高が印刷されているかもしれません。
等高線はどうなっているでしょうか。閉じた輪になっていると思います。では、地形図の中から閉じた輪を見つけてみてください。いくつかあるこれらのピークは名もないことも多いので、「小ピーク」と呼びましょう。


富士山や開聞岳のような独立峰もありますが、ピークと(小)ピークをどんどんと結んでみてください。ここには登山道が作られたり、行政上の境界線が引かれたりすることも多く、登山では「稜線」と呼んでいます。ピークとピークの間は低くなっており、コル(鞍部)といいます。


2万5000分の1の地形図では等高線の間隔は10mです。ですから、周囲より9m盛り上がった地点が明らかな小ピークであっても、地形図では閉じた輪にならない(地形図に表現されない)場合があります。なだらかでたいらである場合も当然あり得ます。


さて、ピークから見て外側に張り出した点(凸)を結びながら、高度を下げていくとどうなるでしょうか。最後は沢に没してしまうこの連続したラインを「尾根」と言います。

登山は沢ルートであったり、尾根ルートであったり、ピークとピークを結ぶ稜線を歩く縦走であったりします。
登山に出掛ける前に目的の山へのルートを地形図上で「仮想登山」してみることをお勧めします。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPには、自然、花、地質、鉱物などを載せています。