好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

富士山

8月6日-7日にかけて、好日山荘登山学校では富士山実技講座を行いました。浅間神社でお参りの後、中の茶屋から登りました。

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富士山は7月1日の山開き以降、凡そ2ヶ月で32万人を超える方が頂上を目指します。内、58%が山梨県吉田口からです。さて、馬返しを経て一合目から登った方はどのくらいいるのでしょうか。興味があるところです。今回参加された方にお聞きしたところ、一合目から自分の足で登ることを大事に考えていらっしゃることが良く分かりました。

五合目までは豊かな森林帯で沢山のキノコも見ることができました。他の山とは違い沢に水流がるわけではありませんが森の匂いも優しいです。古の富士講で賑わったであろう廃屋となった茶屋などもあり、是非、一度は歩いてみてほしいものです。

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7日の下山時には雲に覆われ、雷が鳴り出しました。五合目で帰りのバスに乗る頃には雨も強く降り出しました。このような天気の中、沢山の老若男女が様々な雨具を着て頂上を目指して五合目を出発していました。

日本最高峰を一度は登っておきたいと頂上を目指す人々にとって、雷・濡れ・風などの自然の力が穏やかであることを願うばかりです。

下山時に見かける疲れきって足を引きずる人々を思い出すと、新聞紙上で指摘された安易な救助要請が増加しているのも合点がいきます。

誰でもが登ってよい富士山ですが、誰もが頂上に立ち、健康に家に帰れるわけではないことを自覚したいものです。感動の夜明けと頂上の達成感、そして下山時の辛さ。あなたはもう一度富士山に行きたいですか?

ここで富士山について

1:日本を代表する成層火山で日本の最高峰3,776mです。富士山剣ヶ峰3775.63m、富士白山3756.36mの二つの二等三角点があります。

2:玄武岩でできてます。吉田登山道で見られる岩石は黒や赤の火山噴出物に覆われています。私たちの足元の岩石は五千年前から現在までのい「新富士火山」の噴出物です。

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これはいつの噴火で飛んできたものでしょうか?

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3:有名な青木ヶ原樹海を作ったのは、平安時代(貞観864年)に起きた大噴火の溶岩流が原因です。関連性は定かではありませんが五年後の869年に貞観大地震が発生し、大津波が起きました。

4:最も近い噴火は1707年の宝永大噴火です。

いつの日か富士山は噴火するでしょう。地震も起きるでしょう。それでも温泉があり、豊かな自然がたくさんあるこの日本が好きです。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。