好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

白山の登山道で見つけた丸い石

白山に行ってきました。このときの様子はこちらをどうぞ。登山記録綺麗な花など

白山の登山口である市ノ瀬に行く途中で手取川の横を通りながら、恐竜の化石が出たのはこの付近ではないかと何となく考えていました。

今回はチブリ尾根を登りましたが、其の登山道の途中に丸い石を取り込んだまるでコンクリートの残骸のようなものがあり、不思議に感じて写真を撮ったのが下の写真です。

岩石01.jpg 岩石02.jpg 岩石03.jpg

白山は約40万年前に最初の噴火があって、最も新しい噴火が、1659年という活火山です。とんび岩や黒ボコ岩など溶岩の塊が登山道の良い目印となっています。

溶岩塊と別山.jpg 1542_20110716_hakusan_21.jpg

今回私が気になったのが、川などの水流があるところで磨耗しなければこんな玉石にはならない礫がなぜ、白山の中腹にあるのかということなのです。以前、川があって堆積する湖が無ければこのようなものはできないのだろう。そんなことを考えつつ家に帰りました。

調べてみたところ、恐竜の化石が出る中生代ジュラ紀の古い地層つまり手取層だということが分かりました。詳しく書く知識は持ち合わせていませんが、登山の楽しみに結びつく程度と思ってください。

下山して思ったのは、もう少し丁寧にその付近を捜せば、恐竜の骨は無くてもシダとか貝の化石が見つかったかも知れないなぁということです。採ってはこれませんが、写真なら撮りたかったです。

ひと言で中生代ジュラ紀といいましたが、それは約1億9500万年前~約1億3500万年前のことで気が遠くなる程昔のことです。この一帯で火山活動が始まったのが40万年前からなので、そう考えるとごく最近のことのような気がします。

美しい夏山ですが、地球のダイナミズムと時間軸から考えると、そこに息づく生命は儚いもので愛おしくなります。近い将来、大規模な災害が起きないことを願っています。

キスゲのチブリ尾根と登山者05.jpg

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