好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

雨具の重要性

好日山荘登山学校実技講座はここのところ雨具が手放せません。

6月18日(土)の御在所岳で行った実技講座は雨でした。夏の北アルプスに向けて岩場の通過などを練習しました。普段なら何気なく通過してしまうところでも雨で視界が悪かったり、フードで周りが見えにくく、声も聞こえにくい状況は机上ではわからないことです。自分の靴の性能や靴裏ゴムのグリップ具合など雨に濡れると慎重になります。

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6月26日(日)の四国徳島にある日本百名山 剣山は台風の余波で風雨が激しい中での登山となりました。警報が出るようなら中止もありというつもりで出かけましたが、幸いそれほどひどくはありませんでした。さて、ここでもレインウェアが大活躍です。風があるので傘も役には立ちません。ご参加いただいた皆様の雨具も様々でしたが、良い経験になったと思います。雨の登山でしたが全員笑顔でした。自分で出かけるときは天気図と予報警報の確認、季節・高度・地形の検討、メンバーの実力経験、チームリーダーの判断力が大切になります。たった一回の体験を積み重ねていくことが大切ですが、過信は禁物です。

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「雨が降るようなときには出かけない」というのは慎重で、ある面では安心とも言えます。しかし、これでは登山の一部しか楽しんでいないといえます。雨上がりの木々の色、雲の流れる稜線など新しい発見は身近な山でも経験できます。1000m前後の高さの山で登ったことがある山から行動範囲を広げてみたらいかがでしょうか。

行程の遅れによって天候の悪化につかまったり、登り出しは雨でも天候回復傾向だと予測を立てて山に登りだすこともあるでしょう。レインウェアがどれほど進歩したとしても、それを着ている人が上手に使いこなさなければもったいないことになります。外からの濡れと風を防ぐことと自分自身の発汗を抑制することが必要です。

最新のレインウェアの快適さ、撥水加工など手入れ の大切さ、暑さ対策のノウハウなど実際に出かけることで身に付く技術があります。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPには、自然、花、地質、鉱物などを載せています。