好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

フクジュソウ

ソメイヨシノが関東地方でも満開になってきました。日本列島は南北に長く、又、国土の多くが山岳地帯であることによって芽吹きと花の季節が長く楽しめます。山に出かける方の中には何度も花を楽しむ人もいいらっしゃるでしょう。

今回は「福寿草」です。春を告げる花の代表で、元日草(がんじつそう)の別名もあります。きんぽうげ科フクジュウソウ属。分布:北海道、東北、関東、中部などの山地に自生する多年草で、早春に新芽を出し、鮮黄色の花をつけるので、縁起の良い花としてお正月に飾られます。多くの園芸種があります。草丈10-30cm。葉は互生し、3-4回羽状複葉で小葉は皮針形。花期は2-4月。茎の頂にやや大型の黄色花を単生します。

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埼玉県日高市 日和田山にて

この時期、福寿草が有名な標高1143mの藤原山は本州中部にお住まいの方にとっておなじみの山です。中腹より上は石灰岩からなり、山頂は平たんな準平原状を呈し、カルスト地形がみられる山です。

さて、この福寿草に含まれるのは、特に心臓に作用する強心配糖体「アドニトキシン」など20以上の毒が含まれています。なぜ、注意を促すかといえば一部の情報源には強心剤と書かれているからです。過去において、根を乾燥させて煎じて飲んで死亡した重大事件がありました。

私たちにとって、福寿草は昔から、縁起の良い植物として生活の中に深く入り込んで警戒心が薄れていますが、「毒草」であると認識しなくてはいけません。身近にある山草や植え込みの植物が毒草である場合があります。うっかり食卓の飾り物で使って中毒になることがないようにしましょう。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。