好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

省エネ燃焼器具を使ってみました。

3月8-12日に国立登山研修所主催の大学生雪山研修会に行ってきました。

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大品山と鍬崎山周辺で3月9-11日にかけて、2泊三日の山中研修も行いました。そこで、友人のプリムス・イータパック・ライトを使いましたのでご紹介します。結論から言うと、大変良かった!とメンバー皆が感じました。

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省エネであることはもちろんですが、雪から水を作るときにかかる時間が短いこと、コッヘルの周りに付く結露が少なくコンロ周辺をぬらすことが少ないのは快適な要素です。 もちろん、セパレート式なので、大きななべも安定しますし、カートリッジのガスも最後まで使いきれます。この最後まで使いきれるという要素は長く山登りをしてきた人にはありがたいものです。

4人が二日(朝夕食2回)を雪からの水作りを含めて、230gのカートリッジ+アルファ(1.5本弱)で済んでしまいました。今まで、予備も含めて冬山であれば、凡その計算で、100g / 一人・一日なら安心でした。今回の日程であれば、100g×4人×2日=800g つまり、230gカートリッジ 4本となります。4人がひとり一本づつザックに入れておくのは、様々なトラブルを考えると重要なポイントです。

今回の消費量はメニューは雪から水を作り、生米を炊いたものの、おかずはレトルト系、フリーズドライ系であまり使わなかったこと。天候が良好で濡れた体や装備を乾かすのに使用しなかったこと、メンバーが年配の経験豊富で段取りが良かったことなどで、300g程しか使いませんでした。

雪山・冬山に出かけるときに私が大切に考えているのは、第一に燃料です。次に食料です。もちろん、それぞれの登山目的の用具が大切であるのはいうまでもありません。しかし、日頃、便利の良い社会に生きているので忘れがちですが、生きていくために必要なのは「エネルギー」です。

私は今回、カートリッジ2本で余ってしまったからといって、予備を持たない登山は絶対にしないと思います。登山では余裕を持つ必要があります。

何をどれだけ持っていくかは、メンバーの力量によって変わるでしょう。コース、天候など多要素を考えて決定されることです。登山計画を途中で中断・下山する選択があれば、当然、装備も変わります。

ビバークの経験や厳しい登山経験を積み重ねた者の装備を鵜呑みにして、山に入ってはいけないと思います。山に入る本人が決めることです。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。