好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

使ってみました!VOL.3

今回は何があっても忘れてはいけないヘッドランプです。

LEDライトが今ほど普及する前、明るい登山用ヘッドランプといえば、ハロゲン球でした。私が長い間使用していたのは、ペッツル社製のもので、単3電池4本使い、ほの温かいタングステン球(これでも小学生の頃、実験で使った豆電球に較べたらとても明るいのですが)とハロゲンを切り替えられるタイプでした。ついこの間まで、頼りがいのある相棒だったのです。

 

LEDモジュールに換装しています。

ヘッドランプ02.JPG

 

現在の私の相棒はブラックダイヤモンドのアイコンです。

アイコン.JPG

明るさを切り替えることができるヘッドランプを初めて使ったのは1988年のエベレスト三国合同登山隊だったと思います。画期的で将来性を感じるコンセプトだったのですが、ケーブル不具合で点かなくなってしまったのが今でも残念です。国産、ナショナル製だったと記憶しています。

白色LED発光体を発明し、且つ有名にしたあの中村修二氏は自身をも有名になりましたね。出始めの頃、ペンダント型の赤・青などのLEDライトを喜んで買ったのがついこの間のことです。このLEDキーホルダーは今でも現役で鍵のお供をしています。

今は安価で長時間、明るく照らすコンパクトなヘッドランプを登山者が買えるようになりました。省エネなので予備電池が少なくて済むのですが、消えるときは一気に暗くなってしまうので、電池交換でバタバタしたことも何度かあります。闇夜の電池交換は大変ですよ。早めの交換を。

ところで、明るさはどんどん進化しているのですが、何を目安に買うのが良いのでしょうか。0.5Wとか、1Wとか、3Wとか私は最初の頃はワット数が大きいものを単純に選んでいました。

好日山荘店頭の商品が「ルーメン」表記の商品が主流となっているのに気がつきましたか?

ワットは消費するエネルギーを表す単位だといいます。単位のことですから、正確に書かないといけないわけですが、ここではざっくり表現させてもらいます。実感とすれば、消費するエネルギーの大きいものの方が明るくはなるけれど、発熱も大きく、明るさが単純に大きくなるわけではない感じですね。

そこで、ルーメンをよく目にするようになりました。ルーメンとは光源から一定時間単位に出る光の量を計測するための国際的な単位で、全光束(ぜんこうそく)のことで、光源が発する光の量(光束)を計測するための単位です。記号は「lm」。1ルーメンとは、点灯した1本のローソクを1メートル先に置いたときの手元の明るさが目安のひとつです。

私たちは省エネで明るいものを求めているのですから、比較すべきは発光効率 (1ワットあたりのルーメン lm / w )になります。

ブラックダイヤモンドのヘッドランプには75ルーメン表記のタイプもあります。使用する電池は単4が3本、200時間というスペックを誇ります。明るさだけでなく、少ない電池容量で長く明るく照らし続けられる発光効率に目を向けてみても、商品選びが楽しくなると思います。

初めて買う人も、家に何個もある人も、ヘッドランプ選びは楽しいですね。

ヘッドランプの上手い使い方。

登山研修所友の会には役立つ情報がたくさんあります。

加藤ガイドのHPでは、キノコ、鉱物、水滴、自然、花、地質、鉱物などを載せています。