好日山荘 ガイドコラム

好日山荘契約ガイドによる山のコラム

山の石から ネパールクーンブ氷河 エベレストBC

ヒマラヤ登山というと、多くの方が 「 エベレスト山 8848m 」 ですか、というくらい有名です。毎年のように多くの登山者が頂上を目指しますが、今日ご紹介するのは、30年前ベースキャンプで見つけた石ころです。標高8000m辺りはテーチス海由来の生物化石もありますが、このような曲がった縞々模様ができるにはどれほどの圧力と熱が加わったのでしょうか。

 表示 1984年標高5300m

ヒマラヤ山脈は、インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突することによりできました。インド亜大陸の北上は今でも続いており、ヒマラヤ山脈の成長も続いている。地球上のあらゆる大陸プレート、海洋プレートはその移動スピードに違いはあっても今でも動いています。

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毎年約4cmとすると、1000万年で400km、5000万年で2000km移動するわけです。ユーラシア大陸にぶつかったインド亜大陸はお互いが大陸地殻の為、密度が同じであるので沈み込めず、ぶつかり合った地殻の皺が盛り上がります。それが東西2400㎞にも及ぶ巨大なヒマラヤ山脈なのです。

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ちなみに日本列島の地下ではフィリピン海プレートと太平洋プレトートという比重の重たい海洋プレート同士がぶつかりながら、ユーラシアプレートと北米プレートという比重の軽い大陸プレートに潜り込んでいます。丹沢山地は伊豆半島の衝突によって圧縮されできたミニチュア版ヒマラヤ山脈みたいなものです。プレートテクトニクスといい、たくさんの書物が出版され、私たち登山者でもわかりやすく解説されています。

加藤ガイドのHP を更新しました。山の写真、鉱物の写真、蔵書の写真を更新、花・キノコ・水滴など写真などを中心に掲載しています。

登山研修所友の会2014/5/3 更新しました。役立つ情報がたくさんあります。